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日本人が知らない本当の世界経済の授業
【第2回】 2016年5月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
松村嘉浩

これからは『鉄腕アトム』が人類を不幸にする
:少子化を後押しする教育コストの増大

各方面から絶賛されたストーリー仕立ての異色の経済書に、1冊分の続編が新たに加えられた『増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』が発売され、早くも話題を呼んでいます。
この連載では、多数のマンガ作品やヒット曲、名著をヒントに、「マイナス金利」「イスラム国と世界中のテロ事件」「中国バブルの崩壊」「アート作品の高騰」「少子高齢化」「年金問題」「アベノミクスの失敗」の全てが繋がり理解できる同書の一部を「続編」部分を含めて公開していきます。
(太字は書籍でオリジナルの解説が加えられたキーワードですが、本記事では割愛しております。書籍版にてお楽しみください)

今回は同書の前篇・第2章より、ウィル・アイ・アムの「いずれ音楽家自体がいなくなる」という発言の紹介から始まる、衝撃の未来予想の一端を紹介します。


 

これからは『鉄腕アトム』が人類を不幸にする

 「ブラック・アイド・ピーズのリーダーのウィル・アイ・アムは、非常にスマートな人で、テクノロジーに関しても造詣の深い人です。彼が音楽産業について話した内容は非常に示唆に富んでいます」

 「教授ってじつは、すごくいろいろなこと知ってるんですね。どうして、こんないろいろなこと知ってるんですか?」
絵玲奈は、教授のあまりに幅広い知識に、素直に驚いていた。

 「え、いや、趣味というか……」
教授はどぎまぎしながら答えた。

 「まさか、クラブとか行ったりするんですかぁ?」
絵玲奈は、教授のなぞの日常を知りたくなった。

 「いや、それは……まあ、さておき……」
絵玲奈の質問を、はぐらかして教授は話を続けた。

 「ところで、彼の説によれば、80年前にレコード産業が産声をあげるまで、音楽産業で一番儲かったのはだれだと思いますか?」

 「え~、だれでしょうね……レコードがないということは、生演奏ですよね。楽器をつくってる人ですか?」

 「う~ん、いい線ですが、違います。じつは建築家なんですよ」

 「建築家? どうしてですか? なんで建物つくるのと音楽が関係あるんですか?」

 「ちょっと考えてみましょうよ。音ってどんな場所でも同じに聞こえるわけじゃないですよね」

 「あ、わかりました。レコードがないということは、生演奏を聴く場所が重要ということですね」

 「そうです。そのとおりです。オーケストラのような生演奏を聴く音響効果を高度に計算したコンサートホールは、当時の最先端な“ハイテク”だったのです。なので、それを設計できる建築家が、最も儲かったわけです。ビートルズのポール・マッカートニーが言っていましたが、彼が子どものころはまだレコードは一般的ではなかったので、だいたいの家に楽器があって、庶民は家に集まって自分たちで演奏して楽しんでいたようですから、楽器製造もそれなりに儲かったと思いますけどね。では、次の質問です。レコードが広まっていくことで、次はだれが儲かったでしょう?」

 「この流れだと、オーディオメーカーですか?」

 「正解です。レコードに刻まれた音を電気信号に変えて、再生する技術は、言うまでもなくその当時の“ハイテク”です。さて、この音楽の世界に次にやってきたのが、デジタル革命です。音源がアナログからデジタルに移行したわけです。この変化は過去の常識を壊します。この変化に対応したのがアップルで、できなかったのがソニーです。その違いが何かわかりますか?」

 「う~ん、アップルとソニーの違いですかぁ……それと関係あるかどうかわからないですけど、アナログからデジタルになったことで、何が変わったかといえば、私たちの立場からするとコピーがカンタンになったってことですね」

 「そうです。それが重要なポイントです。私が中高生のころは、レコードが高くてお小遣いで買えないので貸しレコード屋で借りてきて、テープにコピーしていました。しかし、アナログのコピーは音が劣化する欠点があるので、コピーには限界がありました。デジタルはコピーしても劣化しませんし、デジタルなデータになった音楽はインターネットを通じて、どこにでも送ることが可能になりました。著作権で守ろうとしてもデジタル・データのコピーを防ぐのは、非常に困難になったのです。

 つまり重要なポイントは、デジタルになった情報は、簡単にコピーされて“タダ”になっていく傾向があって、それ自体では儲からなくなっていくのです。そこでアップルは、そうであるなら、もっと音楽が“タダ”になるような流れを加速させるほうがビジネスになると考え、デジタル・データとなった音楽をインターネットと結びつけて氾濫させる方向の戦略をとります。しかしソニーは自らがレコード会社を持って音楽でも儲けようとしていたため、それができず自己矛盾に陥って迷走してしまいました」

 「よくわかりました。でも、音楽がコピーされて“タダ”になっちゃうんだったら、音楽家たちはどうやって食べているのですか?」

 「そうですね。CDが売れなくなったので、大きく分けるとデジタルに親和する戦略か、アナログの良さを売りにする戦略の両極端に行かざるを得なくなっていると思います。1つは、インターネットにおいて、人を集めるためのコンテンツになることで、広告収入を得ること。もう1つは、アナログに戻って、コンサートを行ない、グッズの販売などで収益を上げる方法ですね。ちなみに、そういう意味では、AKB48はCDが売れない時代にアナログを使ってCDというデジタル・データを売るという、すごい奇策を生み出して成功したといえるかもしれないですね」

 「AKB? アナログ? どういう意味ですか?」

 「CDを買うと握手会の券がついていたりして、直接、アイドルに会えるわけじゃないですか。それって、ある意味アナログを使って、CDデジタルを販売してるわけでしょ。大げさに言えば、アナログとデジタルの融合戦略」
教授は笑いながら言った。

 「なるほど! 秋元康って天才ですね。ところで、まさか教授はAKBファンだったりしないですよね」
おタクっぽい教授がAKBファンであることは充分ありえると絵玲奈は疑った。

 「いやいやいや、それはないです。ところで、ちょっと話が脱線してきたので、この話はこのへんにして、最初のウィル・アイ・アムの話に戻りましょう。彼は、ここまでお話ししたように、テクノロジーの進歩が音楽業界を変えてきたことを言っているのですが、ではこれからどうなるのか? という問いに衝撃的な言葉を残しています」

 「え、それはなんですか?」
絵玲奈は思わす前のめりになって訊いた。

 「それは、いずれ音楽家自体がいなくなる、ということです」
教授はずり落ちたメガネを左手の中指で押し上げて、ゆっくりと言った。

 「えっ、マジですか。そ、それは、衝撃的発言ですね……」
予想もしなかった答えに、絵玲奈は驚いた。

 「彼は、いずれテクノロジーが進歩して、体温や脈拍を手につけたブレスレットが読み取って、そのデータからそのときの気分をコンピューターが計算して、そのときの気分に合った音楽を作曲・演奏してくれるような時代が来るだろうと述べています。よって音楽家は必要なくなると」

 「それは、考えてもみなかった話です。でもよく考えればチェスでコンピューターが人間に勝つような時代ですもんね……たしかにそうなってもおかしくないかも……」

 「そうですね、過去にはコンピューターにはできないと言われていた、高度なパターン認識を必要とする自動車の自動運転も実用化の目処がついてきましたし、金融業ではドルと円を交換するといった比較的単純な為替取引などは、すでに完全自動のシステムが行なっていますし、もっと複雑なことも機械にやらせようとしているのが今の流れです。

 そういえば最近のニュースで、人工知能『東ロボくん』が全国センター模試を受けて、まだ偏差値50に届かないものの2021年までには東大合格を目指すと報じられていましたね」

 「マジですか? ロボットが東大ですか?」

 「はい、なんだか映画の『ターミネーター』みたいになってきてますが、じつは、このように、デジタル革命が過去に経験したことがないようなものすごい速度で起きようとしていることが、前回に言ったハイパワーで起きている大変化で、私が考える少子化の原因なのです」

 「すみません、教授。話が飛んでよくわかりません……」
唐突にデジタル革命の話が少子化になって、絵玲奈は混乱した。

 「すみません。順に説明していきますね。まず、デジタル革命によって、産業革命と同じような大きな変化が起きようとしているのです。その結果、仕事を機械に奪われる人が出てこようとしているわけです。それは、デジタルと親和性が高いところから起きやすく、ウィル・アイ・アムが指摘したような音楽はデジタル情報化しやすいため、最も先行してそういうことが起きているわけです」

 「産業革命のときも、機械ができて失業した人たちが出てきたんですよね、それと何が違うんですか?」

 「産業革命のときは、例えば蒸気機関車が生まれて、馬車がなくなっていって、馬車を操縦する御者が失業しました。たしかに、一見似ているのですが、根本的な違いがあるのです。産業革命は“物理”の革命です。人や動物の力でははるかに及ばない力を、化石燃料を燃やすことでつくり出すことができるようになったわけです。ですから、もちろん御者は失業しましたが、最も失業したといえるのは“馬”なのです。1馬力しかない馬は、もはやいらなくなり、その数百倍の力が出せる蒸気機関車に置き換わったわけです。そして、馬車はなくなりましたが、蒸気機関車をつくるという産業が生まれることで、馬車の時代よりももっと多くの雇用が発生し、失業した御者も新たな雇用に吸収されていきました」

 「なるほど、産業革命は物理の革命なんですね」

 「ところが、デジタル革命は化石燃料を使い始めた“物理”の革命や、化学肥料を生み出して農業生産を飛躍的に増やした“化学”の革命ではありません。デジタル革命は“情報”の革命です。なので、人間の“脳”の機能を、さらに高速の処理能力のある機械で代替していきます。言ってみれば人間そのものを機械が代替していく革命なのです。とはいっても、もちろん蒸気機関車のときと同じように、生産の効率が上がっていくわけですから、社会全体にとっては良い話です。また蒸気機関車のときのように、機械を管理するといった新しい仕事も生まれてくるので、問題ないという説もあるのですが……」

 「でも、産業革命のときのように、御者の人たちがすぐに働けるような別の仕事って、デジタル革命において生まれてくるんですか? ちょっと思いつかないんですが」

 「そうなんです。そこが問題なんです。たしかに、機械を管理するといった高度な仕事は生まれてくるのですが、産業革命のときのようにはいかないという可能性も高いのです。知識や技能のない人が切り捨てられてしまう可能性も高いのです。前回、人類を幸せにするはずだったアトムが、じつは人を不幸にしていくのかもしれない、と言ったのはこういうわけです」

 「なるほど、やっとわかりました。アトムの意味が」

 「実際に、アメリカにおいてジョブレス・リカバリーといって、雇用が生まれないのに景気だけが回復するという不思議な現象が起きています。企業は高水準の利益を上げていますが、雇用は過去に比べると伸びなくなっているわけです。じつはその理由は、生産がフルオート化されて労働者がいらなくなる傾向が出ているからです。

 また、1人あたりの生産性は大きくなっているのに、所得の中央値が下がっているという事実も見られています。単純にいえば、低スキルの仕事は機械に置き換えられて、高度な能力のある人が機械を管理して利益を独占するという、負け組と勝ち組との二極化がどんどん進んでいるのです。このようなわけで、生産性が上昇しているのに普通の人の給料が下がるのです。アメリカではお金持ちがとてつもなく富を集約して、その格差がとんでもないレベルになって社会問題化しようとしています。最近のアメリカでティー・パーティが盛り上がっているのも、こういう時代についていけない人たちの怒りが爆発しているということだと思います」

 「教授。不勉強でごめんなさい。ティー・パーティってなんですか?」

 「アメリカの白人のキリスト教徒の保守派なんですが、誤解を恐れずに言えば、中西部の田舎で昔からの伝統的な生き方をしていたら、いつの間にか仕事がなくなったり昔よりも貧乏になったりして、その原因をヒスパニックなどの移民に仕事を奪われていると考えたり、政府がヒスパニックなどのマイノリティのために無駄遣いをしていて、余分な税金をかけられているせいだと考えたりしている人たちのことです。ちなみにティー・パーティの“ティー”は“もう税金はたくさんだ(Taxed Enough Already)”にかけています。

 でも、ティー・パーティを含めてほとんどの人が、いま私がお話ししたようなことに気がついていないのです。それは、最初にお話ししたように《新しい時代》であることに気がついていないということなのです。それで、わけがわからなくて、税金の使い方に文句をつけたりしているわけです」

 「なるほど。本質的な問題が見えずに枝葉を攻撃してるんですね」

 「だと思います。みんな迷子になっているんだと思います。また、デジタル革命が産業革命と違うのは、そのスピードの速さです。ムーアの法則で知られていますが、デジタル技術の革新は、ものすごいスピードで生じているので、そのスピードに人間がついて行けなくなりつつあるのです。ここで、やっと本題の少子化に戻ります。

 もうおわかりだと思いますが、デジタル革命による社会の高度化は、これまで以上に教育コストの増大を生んでいく可能性が高いのです。勝ち組になるには、機械に負けず機械を管理する高度な知能が必要なのですから」

 「そのコストの大きさが子どもの数を減らしているわけですか?」

 「そうですね。成人するまでに20年ほど必要という時間もコストもかかる人間が、どんどん進化してゆく機械に追いつくのが大変になっているのです。

 さらに重大な事実があります。産業革命以降、モノをつくる産業が中心だった時代、例えば車だとしましょう。自動車会社をつくれば、工場を建て、人を雇い、その人の衣食住を支える仕事を生み、という具合に1つの町ができていく過程で、創業者は当然大金持ちになるのですが、富は創業者が独占するわけではありませんでした。会社を経営するうえで管理をするホワイトカラーや工場で働くブルーカラーといったさまざまな職種や雇用を生んで、富は分配されていくメカニズムでした。

 しかしながら、これまでに説明したようにデジタル革命の世界では、ホワイトカラーやブルーカラーの仕事は機械によって置き換えられる部分がどんどん増えていき、勝ち組である創業者や出資者である株主、機械に勝って機械をコントロールする人に富が集まる形になってしまいます。つまり、勝ち組でなければ負け組といったように、真ん中がなくなっていく傾向が出るわけです。これが、1人あたりの生産性は大きくなっているのに、所得の中央値が下がっているという事実の原因です。今までの社会であれば社長になれなくても、ホワイトカラーのエリートになればいいということだったわけですが、社長にならないとダメだという世界だとすると、もし子どもを育てることを投資という概念で捉えるならば、リスクとリターンがものすごく投機的な投資、つまりイチかバチかの投資になっていくということになるんだと思います」

 「普通の親は、子どもに安定した幸せな人生を望むのだけれど、今の社会がそれを許さないわけですか」

 「そうですね。リスク・リターンが投機的すぎる投資行動を普通の人がやりたがらないのと同じで、子どもを持ちたがらなくなるのではないでしょうか。

 それと重要なのは、この問題はどんどん悪循環を生む可能性があることです。というのは、教育というのはおカネを払う人と、それによってベネフィットを受ける人が別という、ちょっと特殊な経済行為だからです。子どもは自分のために自分でおカネを払って教育を受けることができません。親がおカネを払って教育を受けさせるわけなので、親の経済力に大きく左右されることになってしまいます。勝ち組と負け組の格差がどんどん広がっていくとしたら、勝ち組の人たちは、子どもに高度な教育を施すコストが払えて、その子どもたちは機械に勝てる勝ち組になれるかもしれませんが、負け組の子どもに生まれたら教育を受けることができず最初から負け組が確定してしまうでしょう。二極化が固定していくという悪循環が生まれ、ますます少子化に拍車がかかる可能性があります」

 「コワい話ですね。でも、自分の身の回りでも親におカネがある程度ないと大学に行けないようになってるので、すごく納得できる話です」

 「そうですね、東大に入る学生の親の多くが年収1000万円以上で、私立の中高一貫教育の高校の出身者の割合が増加し、公立高校や地方の出身者の割合が低下傾向にあることが、この事実を如実に物語っています。でも、これはまだ始まったばかりの話なのです」

 「まさに《新しい時代》なんですね。こういうことを知っちゃうとすごく不安になっちゃうんですけど……」
卑近な話になって、絵玲奈は不安な世界が身近にあることを感じた。

 「そうです。そのとおりです。最初に言ったように《漠然とした不安》は《新しい時代》に直面しているけれど、どうしたらいいのかよくわからないからなんです。そして、あなたが指摘したように、少子化の問題の例をとっても、政府は《新しい時代》を認識できずにいて、昔と同じ方程式で解決しようとして、とんちんかんなことになってしまうのです」

 「原因がわからずにいるから、わけわかんなくなって“街コン”とかやっちゃうんですね」

 「そのとおりです。その結果、さらに人に《漠然とした不安》を感じさせているんだと思います。みんなよくわからないけれど、どうも間違えた方向に進んでいる気がするわけで不安な気持ちにさせられるのです。

 少子化が進むのは仕方のない話なので、無理やり子どもを増やそうとするのではなく、それに社会をどう合わせていくかが本当は大事なのです。現状のようなおじいさん・おばあさん層におカネをかけていくのではなく、未来ある子どもたちに高度教育を施すための教育コストを社会でどう負担するのかという議論をすべきですし、現状のようなホワイトカラーを大量につくるためにできた教育制度も見直していく必要があるのです。こういう本質的な政策努力をしないと、ますます人は《漠然とした不安》に襲われて極端な少子化が進むという悪循環が発生していくでしょう」

 「たしかに……」

 「ちなみに、トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』という本が世界的に話題になって、富の分配が不平等化する現実を指摘しています。これまでに私が指摘した議論と基本的に同じように、貧富の格差が拡大して二極化した現実と、少子化のせいで相続を受け取る子どもが減っているために相続する資産がある人には富が集まり、ない人にはまったくないという世襲によって、貧富の格差がさらに拡大するということです。

 ピケティ氏は資産課税の強化を訴えていますが、その議論が正しいかどうかはともかくとして、デジタル革命が進んでいく世界においては、ピケティ氏が指摘するように、分配をどうしていくのかという問題に取り組んで貧富の格差拡大に歯止めをかけることを考えていかないと、極端な少子化が進むという悪循環も止められないでしょうね」

 「ところで、そのデジタル革命が進むと、どんな世界になっちゃうんですか?」
絵玲奈は不安であると同時に知りたくなった。

 「SF的な世界で、半分は空想に過ぎませんが、農地はフルオートの機械が走りまわって人の手がかからずに生産が行なわれ、工業製品の生産もフルオートマチックとなって、トラックなどの運送も完全に自動になるのでしょう。人は機械の管理や、製品のデザインといった高度な仕事をすることになるでしょう。危険ないわゆる3Kといわれる仕事は機械に置き換わるので、究極的には軍隊もほとんどが機械に置き換わって、機械同士が戦うことになり人間はコントロールルームで操作してる、なんてことになるかもしれませんねぇ。

 さて、今日はこのへんにしましょう。次は『セックス・アンド・ザ・シティ』の映画を観て、『シェア〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』という本も読んできてください。違う側面から新しい時代がきていることを見ていきましょう」

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松村嘉浩(まつむら・よしひろ)

1989年神戸大学経済学部経済学科卒(数理経済学専攻)。
1989年にゴールドマン・サックス証券に入社し、メリルリンチ証券を経て、1996年にドイツ証券に入社。
ドイツ証券で円債トレーディング部長を務めた後、バークレーズ・キャピタルに移籍し2011年に引退。
主に円債トレーディングおよび自己勘定トレーディングに従事。
2015年に今回の新著の前半部分となる『なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』を発表し、話題を呼んだ。


日本人が知らない本当の世界経済の授業

投資家、経営者、コンサルタント、アートディレクター、官僚、学生など、各方面から絶賛された異色の経済書に、1冊分の続編が新たに加えられた『増補版なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』が発売されました。この連載ではその内容の一部とともに、同書の示す未来と世界観を別の角度から紹介します。

「日本人が知らない本当の世界経済の授業」

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