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知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

おくすり手帳持参でも安くならない薬局があるのはなぜか

早川幸子 [フリーライター]
【第115回】 2016年5月19日
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 3月24日付けの本コラムで、4月に行われた医療費の改定で、おくすり手帳に関する料金が見直されたことを紹介した。

 これまでは、おくすり手帳に情報を記載してもらうと医療費は高くなっていたが、おくすり手帳を持参したほうが1回あたり40円安くなるように見直されたのだ。

 ところが、利用する薬局の規模によっては、このルールが適用されず、おくすり手帳を持参しても医療費が安くならない薬局もある。いわゆる「大型門前薬局」と呼ばれるもので、大病院の前などにある調剤薬局だ。

 街の小さな調剤薬局だろうと、大病院の前にあるチェーン薬局だろうと、おくすり手帳を持っていくことで料金が安くなるのであれば、手帳を持参する患者は増えるはずだ。なぜ、大型門前薬局では、おくすり手帳を持っていっても医療費が安くしてもらえないのだろうか。

処方せんの受付枚数で
異なる薬局の報酬体系

 調剤薬局での料金は、大きくわけると、(1)調剤技術料、(2)薬学管理料、(3)薬剤料の3つで構成されている。

(1)調剤技術料
 薬を揃えたり、水薬や軟膏を作ったりするための料金。おもに、薬局の規模によって支払われる「調剤基本料」と、薬の種類や数などに応じて支払われる「調剤料」の組み合わせで料金が決まる。

(2)薬学管理料
 薬の相互作用による健康被害や事故を防ぐために、患者に処方された薬の履歴を記録し、おくすり手帳に記載したりする料金。「薬剤服用歴管理指導料」を算定されるのが一般的。

(3)薬剤料
 薬の代金。健康保険で使う薬は、ひとつひとつ国が薬価を決めている。

 おくすり手帳の持参によって医療費が安くなる薬局か、ならない薬局かは、(1)のなかに含まれている「調剤基本料」によって決まる。

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早川幸子(はやかわ・ゆきこ) [フリーライター]

1968年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒業。編集プロダクション勤務後、99年に独立し、以後フリーランスのライターとして女性週刊誌やマネー誌に、医療、民間保険、社会保障、節約などの記事を寄稿。現在、ダイヤモンドオンライン「知らないと損する! 医療費の裏ワザと落とし穴」、医薬経済社「ウラから見た医療経済」などのウェブサイトに連載中。13年4月から朝日新聞土曜版be on Saturday(青be)の「お金のミカタ」を執筆。「日本の医療を守る市民の会」発起人。


知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

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