ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
定年までにやるべき「お金」のこと
【第11回】 2016年5月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
深田晶恵

現役世代が取り組んでおくべき、
「お金」と「キャリアアップ」の話
対談 第1回

1
nextpage

これまで資産形成のプロとして情報を発信してきた朝倉智也さんが、“経営と財務のプロ”の立場から、ビジネスパーソンに向けて『一生モノのファイナンス入門 あなたの市場価値を高める必修知識』を上梓。企業の「未来」を読み解くファイナンスの知識は、ビジネスだけでなく個人の家計管理や資産形成にもつながると説いています。
そして、4月に『平均寿命83歳! 貯金は足りる? 定年までにやるべき「お金」のこと——年金200万円で20年を安心に生きる方法』を書いた家計診断のプロ・深田晶恵さん。今回はこの2人が、悲惨な老後を避けるためにも現役世代が取り組んでおくべき「お金」や「キャリアアップ」のことについて語ります。(取材・文 千葉はるか、撮影 和田佳久)

資産運用のプロが
なぜファイナンスの本を?

深田 朝倉さんの『一生モノのファイナンス入門』を拝読して、ファイナンスを学ぶことで「未来」を想像する力がつくというのは確かにおっしゃる通りで、ビジネスでもプライベートでも役立つと感じました。これまで朝倉さんはモーニングスターの代表として資産運用のプロという立場での情報発信が多かったと思いますが、今回、ファイナンスをテーマに執筆されたのはどんな思いからだったのでしょうか?

深田晶恵(ふかた・あきえ)
株式会社 生活設計塾クルー 取締役 ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も好評。主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。

朝倉かつて私自身がファイナンスの知識がなくて、そのことに危機感を覚えた経験がベースになっています。実は私はもともと文学部出身で、学生時代は教師になろうと思っていたんですね。それが、銀行員だった父親から金融業界の醍醐味を聞かされて「試しに銀行も受けてみようか」という気になって……。

深田 当時の銀行は経営コンサルティング的な役割も担っていましたから、やりがいは大きかったはずですよね。

朝倉 そうなんです。「日本経済を支えるような仕事がしたい」と思うようになって、都市銀行の一角だった北海道拓殖銀行に入ったわけです。

 ところが入行した年の8月に三井銀行と太陽神戸銀行の合併があり、その大きなうねりの中で「このままここにいていいのか」と考えるようになって、拓銀を辞めて当時世界最大の証券会社といわれたメリルリンチの門を叩きました。

 そこで4年働きましたが、周囲はMBAホルダーばかりという世界でしたから、今度は「彼らが身に付けているようなファイナンスの知識を得なければ、いずれキャリアが頭打ちになりかねない」と感じるようになったんです。それで、自費でアメリカのイリノイ州立大学にMBA留学しました。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
  • ダイヤモンド・オンライン 関連記事
    借りたら返すな!

    借りたら返すな!

    大久保 圭太 著

    定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年7月

    <内容紹介>
    会社がつぶれないためには、会社に「お金」があればいい。つぶれない会社に変わるための「銀行からの調達力を上げる7つのステップ」や「儲ける会社がやっている6つのこと」、「つぶれそうな会社でも、なんとかる方法」などを紹介。晴れの日に傘を借りまくり、雨になったら返さなければいい、最強の財務戦略を指南する。

    本を購入する
    著者セミナー・予定

    (POSデータ調べ、8/6~8/12)



    深田晶恵 

    ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

    1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

    主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
    1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
    主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


    定年までにやるべき「お金」のこと

    老後年収200万円で20~30年を生き抜ける?
    世帯年収700~1200万円が、いちばん危ない!

    現在の40~50代は「重すぎる住宅ローン」、「高騰する教育費」、「消費好き」…の三重苦を背負っており、老後資金が不足する可能性が高い世代。今の年収がそこそこ高く、老後は「なんとかなるだろう」と思っているあなたは、実は「下流老人予備軍」 になっているかも?

    現在でも、年金生活者の赤字はこの5年で年間26万円も増加。75万円も不足しています。
    今の年収が高くても老後の年収は年金で200万円前後。平均寿命83歳なのに老後20年~30年を生き抜けるか……。

    20年で4000件の家計をみてきた著者が、定年後、老後年収200万円で20~30年を幸せに生きるために、今からそなえておきたいノウハウを詳しく伝授!
    住宅ローン、年金、保険、資産運用、教育費まで、「少し先の予測」をしておくことで将来の安心が手に入ります。

    「定年までにやるべき「お金」のこと」

    ⇒バックナンバー一覧