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40代を後悔しない50のリスト【時間編】
【第10回】 2016年6月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

オンとオフは分けないと後悔する!?
定年退職者が悔やむ意外な理由

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公私混同、オンとオフを混在させた方が生産性が高い…そんな主張が増える一方で、定年退職者たちは時間に区切りがないことの弊害を指摘する。では、上手に公私の時間を切り替えられた先人たちはどのような工夫をしていたのだろうか?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト10】オンとオフのメリハリをもう少しつければよかった

 現在の50代、60代以上の世代が40代の働き盛りだった頃、管理職の多くはオンとオフの区別など気にせず、一年中オンのような人がたくさんいました。

 今の時代でも、「24時間オン」を標榜する人はいますが、それはモーレツとは少し違って、どちらかといえば仕事が大好き、趣味は仕事、という感じの人だと思います。公私混同の発想こそ仕事でも成果を生み出すと信じて、仕事とプライベートを決して切り分けずに意図的に混在させています。

 職業によっては、混在させることで新しい人脈がつくれたり、仕事では決して得られない企画のアイデアなどをプライベートで得たりすることも多いでしょう。そもそも経営者であれば、オンとオフの切り替えなどと言っていられず、仕事と生活の地続きの状態にいる場合が多いと思います。

 しかし、定年退職した人の多くが、なぜメリハリをつければよかったと後悔しているかといえば、時間の使い方を考える上では、「切り替え」が想像以上の効果を生んでいることを意味しています。

 時間の使い方に正解はありません。何を優先するかという価値観によるので、24時間オンの人も、残業せずに自宅でのオフ時間を楽しむ人も、どちらが正しいという話ではありません。

 ただ、常にオンという発想だと、時間に区切りが生まれにくく、必然的に残業に対する意識も低くなってきます。予定通りに仕事をすることより、成果を出すことを優先するようになるので、結果的に自分のやり方に固執して改善が行われにくく、ダラダラと仕事をすることが増えていくのです。

 良いアイデアが生まれるには何かの制約が必要なように、仕事も時間的な制約があるほうが仕事のプロセス改善も進化していきます。オンとオフのメリハリをつけようとするからこそ、時間の使い方を工夫したり、業務プロセスを省力化するための試行錯誤を繰り返すのです。

 残業時間を気にするから、より効率的な仕事のやり方を模索したり、切り替えがあるから集中力がさらに研ぎすまされるというのは、心当たりがある人も少なくないはずです。

 これは後から人生を振り返ったときにおいても同じようで、時間的なメリハリがあったほうが新しいことに挑戦できたり、さまざまな経験を積めて人生をより豊かにすることができるようなのです。オンがあればこそオフが楽しめ、オフがあればこそオンが輝く、と言えるのではないでしょうか。

 ただ、メリハリをつけるといっても、簡単に切り替えられる人もいれば、休みでもついつい仕事のことばかり気にして、心からオフを楽しめないという人もいるでしょう。そこで、先人たちから教えてもらった「切り替え」のコツを紹介しましょう。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


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元リクルートの営業マンだった著者が、これまで出会った管理職・経営者・定年退職者1万人以上にインタビューしてわかったのは、40代こそが「人生最大の分かれ道」だということ。そして、40代が最も後悔していることこそ「時間の使い方」だった。「仕事と家庭」「自分の仕事と部下のマネジメント」「自己実現と出世」「夫と父」「妻と母」など、限られた時間の中でバランスを取り続ける両立世代が、自分らしい生き方・働き方を取り戻すには? 計画術から習慣術、仕事術、マネジメント術、バランス術まで、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。
 

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