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40代を後悔しない50のリスト【時間編】
【第11回】 2016年6月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

40代はSNSとどう付き合うべきか?
中高年の後悔から考える本当に必要な情報力

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現代のビジネスパーソンは、四六時中スマホを開いてSNSやニュースをチェックしている。膨大な情報に囲まれる生活は多くのメリットがある反面、デメリットも確実に存在している。先人たちの後悔から考えたい、40代に求められるSNSや情報との付き合い方とは?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト11】情報との付き合い方をもっと考えればよかった

 ウィンドウズ95が発売されたあたりから、ネット上では膨大な情報が溢れだし、新聞、雑誌、書籍といった紙メディアに加え、私たちはネット上で情報検索するのが当たり前になりました。

 そこにSNSが加わり、さらにはスマホやタブレットの普及によってどこでも手軽にネットに接続できるようになった昨今では、完全に情報に囲まれた暮らしになって、情報過多といってもいいくらいです。

 そこから生まれた新種の後悔が、ネットやSNSなどをダラダラと見てしまい、無駄なことに随分と時間を費やしてしまったというものです。

 今や四六時中情報に囲まれていますから、ドラッグのようにネットやメールを見るのがやめられないという一種の中毒症状が社会問題化しつつあります。「情報ダイエット」「デジタルデトックス(解毒)」なる言葉も生まれるくらいです。

 ITベンダーで営業マネジャーを務める40代半ばのMさんは、職業柄、新たなSNSが登場するたびに実験的に試用したり、四六時中フェイスブックやニュースサイトを見ていました。しかし、次第に過剰な情報に取り囲まれる生活は多くのデメリットがあることに気づき始めたと言います。それは、例えば次のようなことでした。

・膨大な時間の浪費
・情報の過剰摂取が引き起こす、さらなる情報への依存
・他者と否が応にも比較することによる不安
・自分で考えていないのに、なぜかわかったような気になる

 トレードオフで考えれば、SNSなどに費やす時間は、物理的に他に使える時間を奪っています。忙しいMさんにとって、常に時間が足りないと感じる元凶の一つはSNSだったそうです。

 また、情報は知れば知るほどもっと知りたいという症状を生み出し、大量に情報を得ていても、「まだ足りない」「もっと知りたい」という強迫観念を持つようになっていったと言います。

 その上、フェイスブックなどでは日々、他人の言動が目に飛び込み、本来なら知らなくてもいいことまで強迫的に目に飛び込んできます。その都度、他人と自分を比較しては、気にしなくもいいことまで気にして不安になってしまいます。

 もちろん、こうした情報がすべて無駄なわけではないでしょう。知りたい有益な情報が手軽に、スピーディーに手に入ることは事実です。Mさん自身もその価値は十分わかっていました。

 しかし、これはある種の依存症だと感じていた彼は、情報との付き合い方を改め、意識的に断ち切らないことには、時間の浪費を“止血”することはできないと考えたのです。 そこで、前項であげたメールの自主ルールのように、ネットのニュースやSNSを見るルールを自分に課して習慣にしたそうです。

・SNSを見るのは、行きと帰りの通勤電車の15分だけ
・返信はお昼休みと帰宅中だけする
・ネットニュースは始業前と終業後の10分だけ見る

 これらのルールは、仕事の種類や本人の好みなどによっても変わってくると思いますが、何かしらの制約を設けないと、ずるずると自分の時間を奪っていきます。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


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元リクルートの営業マンだった著者が、これまで出会った管理職・経営者・定年退職者1万人以上にインタビューしてわかったのは、40代こそが「人生最大の分かれ道」だということ。そして、40代が最も後悔していることこそ「時間の使い方」だった。「仕事と家庭」「自分の仕事と部下のマネジメント」「自己実現と出世」「夫と父」「妻と母」など、限られた時間の中でバランスを取り続ける両立世代が、自分らしい生き方・働き方を取り戻すには? 計画術から習慣術、仕事術、マネジメント術、バランス術まで、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。
 

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