ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
短答直入

スバルが高級スポーツカーに手を出さない理由

富士重工業社長 吉永泰之

週刊ダイヤモンド編集部
2016年7月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

「SUBARU(スバル)」への社名変更と同じタイミングで、電気自動車(EV)への再参入を宣言した富士重工業。電動化対応など技術開発の方向性について聞いた。

Photo by Kazutoshi Sumitomo

──2021年度からEV投入を決めたのはなぜですか。

 ここ数カ月で、環境が激変したからです。われわれは、トヨタ自動車と一緒にプラグインハイブリッド車(PHEV)を開発していますが、PHEVの世界販売は伸び悩んでいます。その一方で、独フォルクスワーゲンなどの欧州勢が一気にEVへシフトし、中国の環境規制を超えるにはEVが不可欠な情勢です。さすがに、EVを造りますと宣言しなければいけない時期と判断しました。

──EVは、電池や電気モーターなどの基幹部品を調達できれば異業種でも組み立てられます。自動車メーカーの優位性が削がれることにちゅうちょはないですか。

 環境規制を超えるのは土俵に上がるための入場券。EVなくして試合に出られないのだから、「ニッチメーカーなので、車好き相手にだけがんばります」というのは通用しません。いよいよ、自動車業界は激動の時代に入ったのだと痛感しています。

──環境規制というハードルがあり、自動運転や人工知能などニューテクノロジーへの投資も必須です。小さなメーカーがどうやって戦いを挑むのですか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


短答直入

円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。

「短答直入」

⇒バックナンバー一覧