文中には筆者も登場する。そのため、公平性の観点からも、田中氏の記事を引用しながら話を進める。

 〈民主党が「ネット生中継禁止」のお達し

 記事はこう始まる。

 〈14日に行われた民主党代表選挙をめぐって、党本部の広報担当者が「ニコニコ動画」にインターネット生中継の禁止を伝えていたことがわかった。

 先週末、「ニコニコ動画」の七尾功・政治部長の携帯に民主党役員室で広報を担当する某氏から電話がかかってきた。「代表選のネット生中継はできないからね」と。

 民主党は政権交代前から記者会見のオープン化を掲げ、これまでネットやフリー記者の取材・報道の自由を認めてきた。にもかかわらず、突如の方針転換である。政権与党によるお達しメモは到底納得が行くものではない〉

 民主党は2002年に記者会見のオープン化を実施し、党大会はもちろん、党主催の会見でも、鳩山、菅、小沢、前原、岡田とすべての代表会見をフルオープンにしてきた実績がある。にもかかわらず、いきなり代表選になってネットメディアに規制をかけるなどということがあるのだろうか。実は、その情報を筆者が知ったのは田中氏のツイッターによってであった。

民主党の手の平返しが
ツイッターで一気に広まる

 〈七尾部長から事態を聞いた筆者がそれをツイートしたところフリー記者たちの間に一気に広まった。ジャーナリストの上杉隆氏らが何人もの民主党議員に掛け合い、担当者に圧力をかけてもらった。結果、「ネット生中継の禁止」は解除された〉

 午前中、別の取材をしていた筆者は、ツイッターのタイムライン上に流れたツイートをみて、すぐに中央代表選挙管理委員会に確認の電話を入れた。

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許せない! 与党になったとたんの記者クラブメディア優遇

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