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明日、若者たちは選挙に行くのか?(下)

若者が一票を投じたいと思う政策・政党とは

大西洋平
2016年7月9日
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>>(上)から続く

若葉マークの有権者たちは
何を基準に投票先を選ぶ?

原田 さて、今回はパスするという人もいたけど、基本的にみんなは何を基準にして投票先を選びますか?

油井 やっぱ、自分たちに直接関わってくることなら興味がわきますね。たとえば、消費税を引き上げないとか、バカバカしいって思われるかもしれないけど、Wi-Fiのエリアをもっと広げるとか、自分たちの利益に直結することをマニフェストに盛り込んでいたら、応援してもいいかなと思います。

【写真左】松林遼真くん(東洋大学1年生・19歳)、油井里紗さん(明治学院大学2年生・19歳)

松林 今回、選挙権は18歳まで引き下げられたけど、被選挙権が得られる年齢(衆議院議員で25歳以上、参議院議員・都道府県知事で30歳以上)についてはまだ手つかず。僕の場合は、被選挙権の引き下げを実現させようとしている人に1票を投じたいですね。

木下 僕は、英国のEU離脱のように高齢者の意見ばかりが反映されるシルバーデモクラシーの現状が嫌だから、若者にメリットがあることを政策に掲げる人に投票したいです。以前、同居している77歳の祖母に、「選挙では何を基準に投票する人を選んでいるの?」って聞いたことがあるんです。すると、祖母は「顔とか、見た目の印象」と答えました。「へぇ?、政策とかじゃないんだ」とビックリして、他の身近な人にも聞いてみたんだけど、「年齢が近い」とかいった感覚的な返事ばかりでした。だから、たとえば教育の充実とか、僕は自分の求めていることを実現してくれそうな人を選びたいと思います。

【写真左】博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー・原田曜平氏、木下楽人くん(慶應義塾大学1年生・20歳)

 僕自身もそうなんだけど、友人とかの話を聞いていても、個々の政策よりも、イメージで決めている人のほうが多い気がしますね。それに、政党ごとに漠然としたイメージしか浮かんでこないんです。この前、友人が言っていました。「野党は消費税の引き上げには反対していたのに、それを先延ばしにすることを安倍政権が決めたら、そのことに反対するのって変じゃない?」って。確かに今の野党を見ていると、単に与党の批判に終始しているだけって印象が強いですよね。そんなこともあるから、これからやりますと宣言している政策よりも、今まで何をやってきたのかで選ぼうと思っています。

船田 地元の栃木では地盤を持っている人が圧倒的に強くて、誰に投票しても結果は変わらないっていう思いはあります。それに、政党としてはどこが政権を担っても、世の中がそんなに変わるわけではないという気もします。

原田 なのに、わざわざ片道3時間もかけて帰省して期日前投票をするのはどうしてなのかな?

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