ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
櫻井よしこの「論戦」――凛たる国家へ 日本よ、決意せよ
【第5回】 2016年8月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
櫻井よしこ [ジャーナリスト]

中国軍拡は猛スピード…日本は「自助努力」を!

1
nextpage

中国の軍拡が止まらない。南シナ海の海上プラットフォームだけではなく、最新の第4世代戦闘機もすでに量産体制に入っており、海だけでなく空でも軍拡は加速している。その背景にはいったいどんな意図があるのか?人気ジャーナリスト・櫻井よしこ氏の最新刊『凛たる国家へ 日本よ、決意せよ』の中から紹介していこう。

猛スピードで進む
中国の軍拡

櫻井よしこ(さくらい・よしこ)ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。
1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、1998年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年「国家基本問題研究所」を設立し理事長に就任。2011年、日本再生へ向けた精力的な言論活動が高く評価され、第26回正論大賞受賞。2011年、民間憲法臨調代表に就任。
著書に『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)、『「民意」の嘘』(花田紀凱氏との共著、産経新聞出版)、『日本の未来』(新潮社)など多数。

凄まじい規模とスピードで進む中国の南シナ海軍事拠点化の動きが、中国の野心を見せつける。オバマ米大統領には中国の侵略的行動を阻止する意図もなく、アメリカは中国の膨張を止める有効な手は打てないと踏んで、オバマ氏が大統領にとどまるうちに、取れるものはすべて取ろうと、遮二無二攻めている。

南シナ海パラセル諸島最大のウッディー島への地対空ミサイル配備が明らかになったのは2016年2月19日だった。わずか4日後には、戦闘機も配備された。配備済みの戦闘機はJ-11とJH-7であることをアメリカ国防総省が発表した。

J-11は中国人民解放軍の主力戦闘機で、日本の航空自衛隊の第4世代戦闘機F-15およびアメリカのF-16戦闘機に匹敵する。繰り返し強調したいのは、南シナ海で起きることは必ず東シナ海でも起きるということだ。

中国が海を奪い、軍事拠点化したことは、東シナ海も奪われ、軍事拠点化されるという意味だ。尖閣諸島のみならず東シナ海全体に中国の支配が及ぶことである。

その目的のために中国が実行してきたことの1つが、東シナ海の日中中間線近くにガス田開発と称してプラットホームを建て続けたことであろう。安倍政権誕生前は4基だったが、最近の約3年間で新たに12基を建設、合計16基で4倍に増えた。別の4基も建設中だという。

次のページ>> 海だけでなく空でも…
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


櫻井よしこ [ジャーナリスト]

(さくらい・よしこ)ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、1998年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年「国家基本問題研究所」を設立し理事長に就任。2011年、日本再生へ向けた精力的な言論活動が高く評価され、第26回正論大賞受賞。2011年、民間憲法臨調代表に就任。 著書に『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)、『「正義」の嘘』(花田紀凱氏との共著)『日本人のための憲法改正Q&A』(以上、産経新聞出版)、『日本の敵』(新潮社)、『日本人に生まれて良かった』(悟空出版)など多数。


櫻井よしこの「論戦」――凛たる国家へ 日本よ、決意せよ

混迷する米大統領選、南シナ海で暴走する中国、イギリスのEU離脱…いま、世界は「自国第一主義」へと傾いている。日本はもはや他国を頼りにはしていられない。そんな混沌とした時代だからこそ、いよいよ日本には「決意」が求められている。国際政治や世界情勢にさほど関心のない人でも、「世の中の秩序が急速に変わりはじめていること」には気づきつつあるのではないだろうか? テレビ・新聞では報じられない独自の切り口で、世間にはびこる「嘘」を人気ジャーナリストが一刀両断!

「櫻井よしこの「論戦」――凛たる国家へ 日本よ、決意せよ」

⇒バックナンバー一覧