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「引きこもり」するオトナたち

斎藤環氏×ひろゆき氏との特別鼎談で得た視点【前編】
「“親が優しい”と引きこもり率は高くなる?
経済不況だけじゃない世界中でパラサイト急増の理由」

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第41回】

 10月14日夜、前回大反響を呼んだ『ニコニコ動画』の生放送「ひきこもり社会日本」の第2弾「リア充への道(解決編)」に再び出演した。

 今回は、新たに「引きこもり」問題に詳しい精神科医の斎藤環氏も加わって、バージョンアップ。元2ちゃんねる管理人で、ニコニコ動画を運営する「ニワンゴ」取締役の西村博之(ひろゆき)氏とともに2時間余りにわたり、話が弾んだ。

 番組の途中からは、自ら元「引きこもり」当事者で、彼らを対象に外見から変えていこうという支援活動を始めた、引きこもりトータルサポート研究所「サンライズ」の山口真由美さんも飛び込み参加。視聴者数も3万2千人を超える反響ぶりで、議論は視聴者からの質疑応答を経て、最後は笑いで終わる?という、思わぬ方向へと展開していった。

 ネット動画の生ライブならではのやりとりでもあり、もったいないので、当日の印象に残った議論の中味を記しておきたい。

人間関係が“補給”されないと
人はすっからかんになってしまう

斎藤「最近、疲弊し切っちゃって、すっからかんになっちゃう人が多い。引きこもっている人たちの気持ちを聞いてみると、空っぽになっちゃった感じというか、枯渇しちゃったみたいな感じになるらしいんです」

ひろゆき「それは、メシ食ったり、寝たりしても治らないんですか?」

斎藤「人間関係って、空気みたいなもの。引きこもっていると、そこだけ絶たれちゃう。食糧や睡眠を補給しても、人間関係が補給されていないと、なんか枯渇しちゃうんですよね」

ひろゆき「引きこもる前、枯渇してなかったやつは、友人に会うと増えて、友人に会わなくなると減る状態だったんですかね?」

斎藤「親密な人間関係じゃなくても、毎日、ワサワサ人がいるところにいるだけでも、プラスらしいんですよ。実際、入院させただけで、元気になっちゃう人って、いるんですよね。多くの場合、人に触れていると、何とかなる」

ひろゆき「そしたら山手線に乗っていたら、1日中(人に触れていられる)」

斎藤「あると思いますよ。ただ、事前に予測すると、同時にストレスでもある。やはり、出ないでいようという判断が、なかなかやめられないのではないか」

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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