マンダムのミドル男性向け化粧品ブランド「ルシード」は、40歳頃から気になり始める男性の“7つの肌悩み”を1本で対策する「トータルケアライン」を含む薬用スキンケアシリーズを新発売した。7つの肌悩みとは何か、またそれに配合している成分は何か。同社の製品開発担当者に聞いた。

 ミドル世代である40代男性は、年齢とともにカサつきやシミ、乾燥による小じわなど、肌の変化が現れやすくなる。対策が必要だと感じてはいるものの、「自分に合った商品がわからない」「スキンケア製品はベタつく」という2つの理由から、スキンケア製品を使っていないという男性は多い。

 そんなミドル男性のために、マンダム独自の肌研究から生まれたシリーズがある。それがこの秋発売された、ルシード薬用スキンケアシリーズだ。

 ミドル男性が抱える肌悩みとは何なのか。そして、この秋の新製品は、どのような考えで開発されたのか、製品開発に携わった、マンダム技術開発センター フェイスケア製品開発室の橋本公男主任に聞いた。

マンダム技術開発センター フェイスケア製品開発室の橋本公男主任マンダム技術開発センター フェイスケア製品開発室 橋本公男主任

 

ミドル男性が最も気にする乾燥やカサつき

 橋本主任によれば、ミドル男性は “7つの肌悩み”を抱えているという。「乾燥、シミ、乾燥小じわ、カミソリ負け、テカリ、くすみ、ハリのなさ」がそれだ。ミドル男性の見た目の印象も左右する、この“7つの肌悩み”を解説していこう。

 マンダムが実施したアンケート調査によれば、スキンケア剤を使用するきっかけとして一番多いのが、「乾燥・カサつき」だという。ミドル男性がまず気づくのが、肌の感触の変化なのだ。

「カサつきは、肌の水分保持力が低下することで起こる症状です。水分が不足すると、肌の表面の角層に不調が生じて、手で触るとザラついた感覚になってしまうのです」。