終わらせ方の議論なき日銀の金融政策は、まるで第二次世界大戦の日本軍
河村小百合
世界をコロナ禍が覆って1年が経つ。繰り返す危機に、国としていかに対応するか。その際、政府と中央銀行はどのような役割分担で危機対応を行うべき…
2021.4.16
日銀はすでに8年近くにわたり、異次元緩和を続け、国債やETFを大量に買い入れ、マイナス金利まで導入している。欧米の主要中央銀行も、リーマン・ショック以降、金融政策運営の大幅な変更を余儀なくされてきた。彼らの政策運営は日銀と同じなのか、違うのか。違うとすればどこがどう違うのか。現下のコロナ禍に至る各中銀の政策運営を振り返りつつ、わが国を含む各国経済に、どのような影響やリスクを及ぼすのかを改めて考察する。
河村小百合
世界をコロナ禍が覆って1年が経つ。繰り返す危機に、国としていかに対応するか。その際、政府と中央銀行はどのような役割分担で危機対応を行うべき…
2021.4.16
河村小百合
FedやECB、イングランド銀行などの姿勢や金融政策運営は、実際のところ、日銀とはかなり違う。日銀による“事実上の財政ファイナンス”に乗じ…
2021.4.2
河村小百合
ECBは各国政府から独立した立場を守りつつ、どのような金融政策運営を行って、ギリシャを除くユーロ圏の重債務国の財政破綻を回避し、欧州債務危…
2021.3.19
第3回
河村小百合
黒田日銀総裁はこれまで、出口戦略について何度問われても「時期尚早」の一点張りだった。一方英国では、大規模な量的緩和を行う際に中央銀行が債務…
2021.3.12
第2回
河村小百合
リーマン・ショック後に「ゼロ金利制約」に直面したFed(米連邦準備制度)は、どのような姿勢で未知の金融政策運営に取り組んでいったのか。それ…
2021.3.5
第1回
河村小百合
日銀は異次元緩和を続け、現在に至るまで“出口”に関する説明を公に行ったことがない。ここにきてマイナス金利まで導入し、国債やETFを大量に買…
2021.2.26