前回の連載では、SEO対策上どんな広告が危険なのかを解説しましたが、今回は反対に「安全な広告」について解説します。
SEO対策における「安全な広告」とは?
前回述べたように、危険な広告とは、「ページランクを上げます」とか「検索エンジン対策に効果的です」というように直截的にSEO対策上の効果を強調しているものです。
GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジン会社がこれらの広告を放置してしまうと、ユーザーにとって役に立たないサイトばかりが検索結果の上位に表示されてしまうため、こうした広告を排除していかなければならないのです。
では、どんな広告が安全なのでしょうか。これまで私がクライアントにお勧めして、実際に成果を上げているのが3つのタイプの広告です。
(1)地方自治体の広告
(2)財団法人など非営利組織の広告
(3)雑誌のホームページ等の広告
これらのサイトは、SEO対策の効果を一切謳っていないので、Googleなどの検索エンジン会社が禁止しづらい広告です。
さらに、これらのサイトの良いところは、広告掲載件数を絞っているところにあります。SEO対策を目的にしている広告サイトのほとんどが外部へのリンクを数十から数百も張っているのに対して、上記のサイトはわずか数件から多くても10件、20件くらいに外部リンクを絞っています。
この広告掲載件数は、広告の安全性と同じくらい重要なポイントです。
なぜなら、安全だと思って購入した広告でも、外部へのリンクが多すぎると、実際には効果がほとんど出ないのが現状だからです。ですから、この点も広告を選ぶときの基準にしてください。