対等合併の呪
キリンホールディングスとサントリーの経営統合が破談になったのは、残念だった。元気な企業同士だし、どちらも魅力的な製品を持っているので、統合会社が将来出す製品を見て(飲んで)みたかった。
(第120回/2010年03月15日)
成長のための資産運用の落とし穴
リスクを取った資金も含めて、資金が民間のビジネスに潤沢に供給されるようになると、経済成長にプラスに働くだろう。この理屈はなんとなく正しそうな気がする。
(第119回/2010年03月08日)
金融マンの肉食系・草食系
先日、ある資金の運用を検討する委員会でなかなか難しい問題に出合った。あるファンドの運用を監査する会計士が、保有する債券に対して、「売買目的」と「満期保有目的」の二つの判断が共存することは矛盾だという。これには困ってしまった。
(第118回/2010年03月01日)
投資判断としての半分売却
先日、ある資金の運用を検討する委員会でなかなか難しい問題に出合った。あるファンドの運用を監査する会計士が、保有する債券に対して、「売買目的」と「満期保有目的」の二つの判断が共存することは矛盾だという。これには困ってしまった。
(第117回/2010年02月22日)
老後のお金と生活設計の考え方
退職後の備えがどれだけ必要かを具体的に答えるのは難しい。よくあるアプローチは、どんな老後にしたいのか、その答えを基に「キャッシュフロー表」を作成するものだ。ただ、いくつか注意点がある。
(第116回/2010年02月15日)
大学生に資産運用をどう教えるか
私事で恐縮ながら今年の4月から、ある私立大学で学部生を相手に授業をすることになった。しかし、学生の予備知識と理解力をどのくらいに想定したらいいのか、授業計画を考えるとなるとなかなか悩ましい。
(第115回/2010年02月08日)
株価指数の改良が可能ではないか
最近、インデックス投資の優秀性を理解する投資家が増えてきたことは喜ばしい。また、まだまだ引き下げの余地があるが、公募の投資信託でも、ETFでも、信託報酬の低い商品が登場しつつあることもいい傾向だ。
(第114回/2010年02月01日)
重要関係者の相場への言及について
菅直人財務大臣が就任時の記者会見で為替レートの水準について具体的に言及し、物議を醸した。一般に、政策の責任者の立場にある人物は、為替レートや株価などの相場の水準に影響を与える発言を慎むべきだとされている。
(第113回/2010年01月25日)
米国の「出口政策」と今年のマネー運用
今年のマネー運用で最も重要なポイントは米国がいつ金融緩和政策の「出口」への動きを見せるかだ。日本株を中心に考えるとしても、最重要ポイントはここだ。
(第112回/2010年01月18日)
無意味に複雑なアドバイスに注意しよう
「コア・サテライト」と「LDI」。年金運用関係者以外ではお聞きになったことがない方が多い言葉かもしれない。個人でFPなどに相談する場合、相手が余計なものを勧めていないかどうかに注意を払うべきだ。
(第111回/2010年01月12日)
なぜ投資家は経験で進歩しないのか
投資家は経験によって学習することが「どの程度」可能なのだろうか。現実の「自分の」損得は、単なる一つのケースだと理解するにはあまりに強烈な経験となりうる。客観的に考えることは難しいのである。
(第110回/2010年01月04日)
ドルコスト平均法の「壁」
筆者はファイナンシャル・プランナー向けに講演をすることが時々ある。この際必ず質問されるのが「ドルコスト平均法」だ。筆者が言いたいのは、これを投資の方法として「有利な方法だと思うな」ということに尽きる。
(第109回/2009年12月29日)
確定拠出年金の欠点を改善する
確定拠出年金の現状をひと言でいうと、徐々に拡がっているけれども、盛り上がりを欠くという感じではないか。加入者の多くが、儲けよりも損を抱えている。
(第108回/2009年12月28日)
運用計画の見直しと運用責任の構造
理論的には随時見直すべき運用計画だが、現実はそうなっていない。この問題を痛切に感じるのは大きな年金積立金の運用である。
(第107回/2009年12月21日)
アクティブファンドを買う理由は何か
日頃当たり前だと思っていることでも、データに当たると当たり前でない場合がある。先日、少々心配になって、アクティブファンドの運用成績について調べてみた。
(第106回/2009年12月14日)
運用報酬はフリー(無料)にできるか
運用者にとって、1000億円運用するのも1100億円運用するのも手間はほとんど同じだ。率直にいって、アクティブ・ファンドでも同じだ。運用ビジネスに「フリー」の余地はないか。
(第105回/2009年12月07日)
新しいインデックス・ファンドの登場
三菱UFJ投信が「eMAXIS」と名づけたインデックス・ファンドのシリーズを発表。販売手数料がゼロで、信託報酬も低い。住信アセットマネジメントの「STAMシリーズ」に対抗した価格設定だ。
(第104回/2009年11月30日)
確定拠出年金をどう方向づけるべきか
確定給付の企業年金は、縮小・廃止の方向に向かうのが妥当だ。近年、企業にとって人材の流動性がより重要になってきた。長期間勤続しないとメリットが得られない制度は従業員にとってアンフェアな面もある。
(第103回/2009年11月16日)
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著者プロフィール
- 山崎 元
(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員)
58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。
この連載について
12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。
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