写真:羽生結弦氏北京五輪のエキシビションで演技をする羽生結弦氏(2022年2月) Photo:SANKEI

羽生結弦氏の結婚発表は大きな話題となったが、それからわずか105日で離婚の発表を聞くことになるとは誰も予想できなかっただろう。詳しい事情を知らない外野からの意見になるが、何とかこの事態を回避することはできなかったのか考えてみたい。(経済評論家 山崎 元)

羽生結弦氏から驚きの発表
「105日離婚」の衝撃

 プロスケーターの羽生結弦氏が、結婚発表後105日目に離婚を発表したニュースは衝撃的だった。当事者にしか分からない理由があるのだろうが、せっかく夫婦になろうと思った二人が、こんなに短期間で離婚に至るのは異例だ。

 しかも、離婚の理由は、羽生氏及びお相手、さらに両者の関係者が普通に暮らすことができなくなった状況にあるらしい。羽生氏はX(旧ツイッター)に、お相手に「制限のない幸せでいてほしい」という思いから離婚を決断したとつづっている。普通は、「何かと制限はあるかもしれないが、それでもその方が幸せだ」と思ってするのが結婚ではないのだろうか。一体何を思い詰めたのか。

 繰り返すが、当事者にしか分からない理由があるのかもしれない。だから、筆者は本稿で、これからこうしたらいいというアドバイスをしようなどとは思っていないし、まして羽生氏を非難しようなどとは思っていない。