不動産一括査定サイト「LIFULL HOME'S」は本当に信頼できるサイトなのか? 不動産を売却する際に非常に便利な不動産一括査定サイトだが、その中でも掲載する不動産会社数が最も多いのが、LIFULLが運営している「LIFULL HOME'S」だ。運営企業や掲載している不動産会社、対応している不動産の種類などについて調査するとともに、ライバルサイトと比較してみた。
不動産一括査定サイトは、売却する予定の不動産情報を入力すると、最大6社程度から価格を査定してもらうことができる。不動産の相場観が分かるだけでなく、きちんと売却してくれるパートナーになりうる不動産仲介会社を見つけるのに非常に便利なサービスだ。査定は無料なので、気軽に依頼できる。一気に複数の不動産会社と接点を持てる利便性から人気が高まっており、現在は数十サイトが乱立している。
今回は、その中でも掲載する不動産会社数が約1700社と最大級の「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」について、ライバルサイトと比較しながら徹底解説する。まず、運営会社について見ていこう。
不動産一括査定サイト「LIFULL HOME'S」のトップページ
日本最大級の不動産ポータルを手がける 一部上場企業が運営
不動産一括査定サイトを選ぶ際に重要なポイントとして、運営母体を確認することを挙げておこう。「LIFULL HOME'S」は、日本最大級の不動産ポータルサイトの「不動産売却査定」メニューとして提供されている。運営会社は東証一部に上場しているLIFULL(ライフル)だ。
| ■LIFULL HOME'Sの運営会社は? | |
| 運営会社 | LIFULL(東証一部上場) |
| サービス開始 | 2008年 |
不動産売却査定サービスの開始は2008年で、この業界では比較的、歴史が長い方だ。運営元であるLIFULLの前身は1995年創業の「ネクストホーム」であり、不動産・住宅情報サイト「HOME'S(ホームズ)」を運営している。
同社は現在、国内外に支店や小会社を設け、トランクルームから介護まで暮らしに関する幅広い事業を展開している。従業員数千人超のこの会社の中核をなすのが不動産・住宅情報ポータルというわけだ。会社の規模感では十分信頼に値する。
競合する他社が取得しているプライバシーマークは付与されていないが、LIFULLグループとして、すべての情報資産を保護する国際規格「ISMS」を取得しており、信頼性は高い。
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一般的なニーズに対応した不動産種類
次に、対応している「不動産の種類」を見ていこう。
入力画面を見ると、ほぼすべての種類の不動産に対応しているところも「LIFULL HOME'S」の魅力だろう。物件査定を申し込むフォームに並んでいる項目は以下の6種類だ。
「LIFULL HOME'S」で査定できる不動産の種類
・マンション
・一戸建て
・土地
・倉庫・工場
・一棟物件(投資用)
・区分所有(投資用)
マンションに関しては、投資用物件とそうではないものを分けており、さらに一棟物件と区分所有が選択できる画面が用意されている。これは、検索精度を高めることにつながり、よりマッチングする不動産仲介会社との出会いが期待できる。
約1700社の不動産仲介会社と提携
では、「一括査定」をすると、どんな不動産仲介会社を紹介してくれるのだろうか。下表で「LIFULL HOME'S」に掲載されている主だった不動産仲介会社を挙げておく。
| ■LIFULL HOME'Sが掲載する不動産会社は? | |
| 営業エリア | 全国 |
| 掲載する不動産会社数 | 1,692社(2018年8月13日時点) |
| 掲載する主な不動産会社 | センチュリー21グループ、大京グループ、大成有楽不動産販売グループ、近鉄不動産、日本住宅流通、京王不動産、相鉄不動産販売 |
「LIFULL HOME'S」が対応するエリアは全国。「地域密着から大手まで」を売り文句にしているだけあって、全国津々浦々の不動産会社が集っている。本稿執筆時点では「全国の参加者数1,692社」とウェブサイトに掲載されているが、この数字も頻繁に更新されているようだ。
約1700社というと、ライバル他社と比較しても多いほうだが、具体的な会社名が一部しか公開されていないところは残念だ。とはいえ、同社では2017年1月時点で「サービス利用者数420万人突破」としており、これは類似サービスの中でも上位クラスの規模となる。
大手不動産仲介会社については、「大京グループ」「大成遊楽不動産販売グループ」などが登録しており、「大手不動産会社にも査定してほしい」というニーズにも対応している。
多数の不動産仲介会社に査定して欲しい人向け
ここで、「LIFULL HOME'S」の「メリット」「デメリット」「どんな人に向いているサイトか」について、確認しておこう。
「LIFULL HOME'S」は、日本最大級の不動産ポータルサイトが運営しており、そのネットワークを活用しているだけに、掲載している不動産仲介会社数は約1700社とかなり多い。さらに掲載している不動産仲介会社の特徴や担当者のコメントが掲載されていて、選びやすくなっている。デメリットは大手の不動産仲介会社はあまり多くないところだろう。
なお、東証一部に上場しており、安心感があるサイトといえるだろう。
| ■LIFULL HOME'Sのメリット、デメリットは? どんな人向けか? | |
| メリット | 不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営しており、掲載不動産会社のメリットや担当者のコメントなどが読める |
| デメリット | 掲載している不動産仲介会社は、大手があまり多くない |
| どんな人に向いているか | 多数の不動産仲介会社に査定して欲しい人向け |
査定依頼候補の会社情報が充実
では、「LIFULL HOME'S」のサイトは、どうやって利用し、どんな入力項目が必要なのかを説明しよう。、
まず、先ほどのトップ画面にもある通り、査定は「無料」だ。不動産仲介会社から紹介料を貰うことで経営しており、査定をする売り主候補の人からは料金を貰わないというビジネスモデルとなっている。
入力項目はそれほど多くはない。まず、「物件種別」「都道府県」「市町村」を指定し、[査定依頼スタート]ボタンを押すと、以下の画像のように査定して欲しい物件の情報入力画面に移動する。
LIFULL HOME'Sの物件情報の入力画面(スマホ版)
この画面で、査定物件の「所在地」(前の画面で入力済み)や「専有面積」「間取り」「専有面積」「建築年」「所有者」「住宅ローン残高」「売却希望時期」「査定理由」「要望」を入力。さらに依頼者情報(名前、住所、電話番号、メールアドレス)を入力する。
LIFULL HOME'Sの依頼者情報の入力画面(スマホ版)
ページの最後にある[会社選択へ進む]ボタンを押すと、以下の画像のように候補となる不動産仲介会社が表示される。
LIFULL HOME'Sに提示された査定依頼候補
今回は18社が売却査定に対応可能として提示された。この中から最大6社に対して、査定を依頼できる。各社とも社名や所在地、簡単な紹介文があるが、[この会社をもっと知る]ボタンを押すと、以下のようにさらに詳細な情報が示される。
査定依頼候補の詳細な情報が表示される
代表者からのメッセージや会社概要、店舗の外観写真など、なかなか充実している。どんな会社か分からないと依頼する際に不安を覚えることもあるが、このように情報が豊富でオープンになっていると、不安感は和らぐだろう。最後に送信する査定依頼内容の確認画面が表示される。
送信する査定依頼内容の確認画面
査定依頼内容の確認画面では、「査定依頼先の会社」やこれまで入力してきた「売却希望物件」「検討状況や希望要望」「連絡先」情報の確認ができる。問題なければ、[送信する]ボタンを押して依頼完了だ。
多数の不動産会社に査定依頼するのが、売却成功のカギ
不動産の価格は、一般の売り主にとっては情報が少なく、分かりにくい。それだけに、多数の不動産仲介会社から査定してもらい、話を聞くことが売却を成功させるカギになる。
もし、LIFULL HOME'Sの紹介してくれる不動産仲介会社が少なかったり、気になる会社が少なかったら、他の一括査定サイトを併用してもいいだろう。
また、査定金額だけを見て、一喜一憂してはいけない。最近は売却の契約を取りたいがために、相場よりもかなり高めの査定価格を出す不動産会社もゼロではない。ある程度、候補となる不動産仲介会社を絞り込んだら、実際に訪問査定をしてもらって、「価格に根拠があるか」、「不動産の知識を持っているか」、「営業マンが誠実かどうか」などをチェックしたほうがいいだろう。いい不動産会社に出会うためにも、多くの不動産会社に査定してもらうことをお勧めする。
| ◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト) | ||
| 対応物件の種類 | マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件 | |
| 掲載する不動産会社数 | 1,692社(2018年8月13日時点) | ![]() |
| サービス開始 | 2008年 | |
| 運営会社 | LIFULL(東証一部) | |
| 紹介会社数 | 最大6社 | |
| 【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点。弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。 | ||
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