3日以降の予想倍率に動き
3日午前は、実倍率3.8倍の日本大学第一(2科1回)が4倍台後半を維持、同3.6倍の明治大学付属明治(2回)は4倍のせからさらに上積みの勢いである。午後では、工学院大学附属(3回)が実倍率4.2倍から5倍弱へ、自修館(C)は同2倍が2倍台前半となっている。
例年人気の男子校が3日午前には緩和傾向にあるところが目に付くが、それは次回の男女別学校編に譲ろう。共学校では、千葉の昭和学院秀英(2)が実倍率9.5倍から6倍台後半へと緩和予想、湘南学園(C)は同2.9倍が2倍割れと、この時期では受けやすい入試になりなりそうだ。
3日午後は、23年実倍率10.5倍の開智日本橋学園(3回)が7月模試では6倍台半ばまで緩和しそうだったが、9月模試では7倍のせに回復している。同4.4倍の三田国際学園(MST)は3倍台前半程度に、同3.2倍の帝京大学(3回)は2倍台後半へ、同2.3倍の多摩大学目黒(特待・特進3回)は2倍割れに、八雲学園(4回)はとても受けやすくて受かりやすい入試になりそうなことを覚えておきたい。
4日午前は、実倍率8.8倍の開智日本橋学園(4回)が10倍に迫る勢いで、同3.9倍の東洋大学京北(4回)が4倍台後半、同3倍の明治学院(3回)が4倍台前半に、同3.1倍の駒込(5回)が3倍台後半となっている。
緩和傾向にあるのは、実倍率15.2倍とすごいことになっていた神奈川大学附属(3回)が緩んでも13倍程度、同5.6倍の日本大学藤沢(3回)は4倍台前半に、同4.2倍の中央大学附属(2回)は7月模試では3倍台前半まで緩和予想だったが、9月模試では3倍台半ばまで盛り返している。午後は同7.1倍の三田国際学園(ISC4回)が6倍台前半へと少し緩みそうだ。
5日午前は、実倍率6.2倍の湘南学園(D)は8倍弱へ、同3.8倍の法政大学(3回)は4倍台前半に上がりそうだが、一方で、同7.1倍の国学院大学久我山(3回ST)は6倍程度まで緩みそうだ。午後には、いずれも実倍率10.1倍だった関東学院(二期)と明治大学付属中野八王子(B)がそれぞれ8.9倍と8.6倍に予想されている。
6日午前は23年入試の人気校である同7.6倍の横浜創英(5回)がなんと14倍台前半という人気ぶりだ。この頃になると合格を得た受験生は順次抜けていくので、本当にシビアな競争状況となる。同5.5倍から3倍台後半に緩和見込みの山手学院(後期)が救いの神に見えてくる。