*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)『本当に子どもの力を伸ばす学校 中高一貫校・高校大学合格力ランキング2025年入試版』を転載したものです。
「早くから入塾」の
メリットはあるか
早くから入塾する意味はいったい何だろう。勉強時間を長く確保することで苦手を克服する? 応用問題にたくさん取り組める?
塾講師歴15年、VAMOS代表の富永雄輔氏は「早く入塾することに大きなメリットはないが、かといって遅く入るメリットはない」と明かす。いったいどういうことか。
「実は“塾を使いこなす”のはとても難しい」と富永氏。だからこそ早くから入塾することで、塾の環境に親子で慣れたり、先生とのコミュニケーションや中学受験の情報収集の流れをつかむなどの経験を積んだりすることに、意味はある。
また、低学年のカリキュラムほど塾によって差があるため、その時期の学びを経験させたい家庭には大きなメリットになるだろう。