集中力を支える椅子で
学習をサポート
学習するときの椅子は「自宅にあるもの」をなんとなく使っていないだろうか。椅子も、親が意識すべき重要な学習環境だ。しかま氏によると「高さ調整が可能か」「座面や背もたれに適度なサポートがあるか」の2つが主なチェックポイントとのこと。
「特に大切なのは高さ調節機能です。足がぶらぶら浮いている状態では姿勢が安定せず、長時間の集中は難しくなります。膝が自然に直角に曲がり、かかとが接地する位置が基本です」
リビング学習で食卓用の椅子を使用する場合など、高さが調整できないものであれば足置きを活用しよう。床置きタイプだと体勢を変えた際に位置がずれてしまうことがある。後付けのフットレストを利用すると安定感も増す。
「座面は、硬過ぎず沈み過ぎない適度なクッション性を持つウレタンやメッシュ素材、背もたれは通気性のあるメッシュやファブリック系が適します。背面の角度は90~100度が目安。座面と背中のフィット感はクッションやランバーサポート(腰当て)で調整するとよいでしょう」(下図)
