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本川裕の社会実情データ・エッセイ

日本の超高齢化を「見える化」したらやはりトンデモなかった

本川 裕 [統計データ分析家]
【第8回】 2016年8月31日
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世界のすべての国と比較
やはり日本の高齢化率は世界一

 年齢別人口は大きく年少人口(0~14歳)、生産年齢人口(15~64歳)、高齢人口(65歳以上)に3区分される。生産年齢人口は働く世代を意味している。今は先進国では高卒年齢でないと働く者は少ないが、従来からの考え方で15歳が区切りとなっている。また高齢人口も定年も平均寿命も昔より伸びた今では65歳でなく70歳を区切りにした方が適切かもしれない。

 しかし、この区分は、統計の継続性に加えて、共通に決めてあること自体が有用なので、国際的にもなお通用している。高齢化率は、特に断らない限り、総人口に占める65歳以上の高齢人口の割合を指すのが普通である。

 日本の高齢化が世界一であることはしばしば言及されているので知っている人は多いだろう。しかし、どの程度、世界一なのかについては、すべての国の高齢化率が同時に図示されたことがことがないので、ピンとこないのではなかろうか。

 そこで今回は、まず、高齢化率のデータが得られる世界の全部の国の高齢化率のグラフを示した。おそらく本邦初の試みだと思う。

◆図1 日本は世界一の高齢化国
    ──高齢化率の国際比較(2015年)

©本川裕 ダイヤモンド社 2016 禁無断転載  拡大画像表示
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本川 裕 [統計データ分析家]

統計データ分析家。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師。1951年生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒業。同大学院単位取得済修了。(財)国民経済研究協会研究部長、常務理事を歴任。現在、アルファ社会科学(株)主席研究員。インターネット上で「社会実情データ図録」サイトを主宰。

 


本川裕の社会実情データ・エッセイ

本連載では、統計データの動きを独自に整理、グラフ化することによって、意外な社会の動きやわが国の状況を追って行きたいと考えている。もっとも堅苦しいものではなく、趣味的な個人の嗜好も含めたざっくばらんなものとしたい。体系的な思想というよりエッセイ形式で人間習俗(モラル)を観察したモラリストの伝統に連なれればと考え、連載タイトルにエッセイという用語を含めた。

 

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