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セカンドショットは危険がいっぱい
ゴルフ場での突然死を防ぐ

監修 吉原 紳(元聖マリアンナ医科大学助教授/ゴルフ医科学研究所代表/日本ゴルフ学会常務理事)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第18回】

実はゴルフは、プレー中の突然死率が最も高いスポーツ。国内の年間死亡者数は200人前後と推計され、うち8割以上は心筋梗塞によるもの。喫煙や脂質異常症からくる血栓傾向があると、ショット前後の心拍数と血圧の急激な上下動が冠動脈を詰まらせる。なかでもセカンドショットが最も突然死が多いタイミングという。

 特に夏場は、熱中症による脱水症状が血栓傾向を助長する。熱中症それ自体も突然死リスクであり、無理をしてラウンドすると死ぬ危険性があることを覚えておいてほしい。熱中症の予防にはこまめな水分補給が肝心。2ホールで150~200ccの水を飲むといいが、ナトリウムの補給も兼ねてスポーツ飲料が理想的だ。

 逆に、ビールやカフェイン飲料は利尿作用があり、かえって脱水症状を促進するので要注意。接待ゴルフのようにアルコール付きでは、顧客に突然死を勧めているようなものなのだ。要は、ゴルフをレジャーではなくスポーツととらえることだろう。スポーツなら日頃から心身を調整し、万全の準備でコースに出るのはプレーの一部であるし、飲酒など考えられない。

 2009年のゴルフ人口は若手プロの活躍もあり、数年ぶりに増加に転じたという。中高年男性だけでなく、女性や若者の参加率も上がっているようだ。これからゴルフは、健康的なスポーツへの転換が進むかもしれない。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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