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ビジネスで使える経済予測入門
【第1回】 2016年9月16日
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中原圭介

なぜ「経済予測力」が求められるのか?

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 いま、ビジネスの世界で活躍する人にとって、必要不可欠な能力があります。それは、ズバリ「経済を予測する力」、略して「経済予測力」です。

 これからの時代に、なぜ「経済予測力」が必要不可欠なのでしょうか。

 世間の一般的な認識では、日本の企業は海外の企業に比べて、堅実な経営をしていると思われています。ところがそれは、現実とは大いにかけ離れた認識です。いかに緻密な経営戦略を練ったとしても、経済の大きな流れを認識していないために、いまだに大きな失敗を繰り返してしまうケースが後を絶たないからです。

 たとえば、近年の原油安や資源安によって、大手商社をはじめ日本を代表する多くの企業が大幅な業績の悪化に苦しんでいます。経営者やビジネスリーダーたちは、原油や資源の需要と供給について自ら分析することなく、シンクタンクなどのあてにならない専門家に任せてしまったことで、横並びに経営や投資に失敗してしまったのです。

 大企業の経営者やビジネスリーダーのなかには「このタイミングで、その経営判断はないだろう」と疑問に感じるような意思決定をする人が珍しくありません。それは、たいがいのケースでは、経済の大きな流れを認識できていないことに原因があります。

 ただし、経営者やビジネスリーダーが必ずしも経済の予測に長けている必要はありません。企業のなかに経済の流れがわかっている人材が複数いれば、その弱点を補うことができるからです。

 ところが実際には、日本にかぎらず世界中の企業で、経済を的確に分析できる人材がいないという問題を抱えています。現在の混沌とした世界では、企業の大小、年齢や性別を問わず、経済予測力を身につけた人材が広く求められるようになっていくでしょう。

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キーワード  投資
再起動 リブート

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斉藤徹 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年12月

<内容紹介>
僕は4回死に、そのたびに復活した。 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語。 バブルに踊ろされ、金融危機に翻弄され、資金繰り地獄を生き抜き、会社分割、事業譲渡、企業買収、追放、度重なる裁判、差し押さえ、自宅競売の危機を乗り越え、たどりついた境地とは

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中原圭介(なかはら・けいすけ)

経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。企業や金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史、哲学、自然科学など幅広い視点で経済動向を分析しており、予測の正確さには定評がある。著書に『2025年の世界予測』『シェール革命後の世界勢力図』『石油とマネーの新・世界覇権図』『経済予測脳で人生が変わる!』(ダイヤモンド社)、『中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕』『これから日本で起こること』『これから世界で起こること』(東洋経済新報社)、『未来予測の超プロが教える 本質を見極める勉強法』(サンマーク出版)などがある。

 


ビジネスで使える経済予測入門

今ほど経済予測が求められる時代はない。為替や資源価格が激変する中でトレンドをつめなければ、経済の敗者にならざるをえない。経済の先行きやトレンドの転換点を見極めることで、経営や投資に幅が広がり、競合企業を引き離す絶好の機会を得られるようになる。

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