ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
短答直入

生保協会会長に聞くマイナス金利の業界への影響

生命保険協会会長 明治安田生命保険社長 根岸秋男

週刊ダイヤモンド編集部
2016年9月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

日本銀行によるマイナス金利政策の導入から半年以上が経過し、じわりと生命保険業界にも影響が及ぶ中、生命保険協会の会長に就任した明治安田生命保険の根岸秋男社長に、今後の方針を聞いた。

Photo by Toshiaki Usami

──日銀によるマイナス金利政策によって、生保各社の第1四半期決算が軒並み悪化するなど、影響が出始めています。

 生保にとってマイナス金利の影響は短期的にではなく、ボディーブローのように中期的に効いてきます。ALM(資産・負債の総合管理)を行っているため、保有契約に対してはすでに長期の債券で対応しています。問題は、新契約の獲得によるニューマネーの投資先がないことです。今の国債では逆ざやになってしまいます。

 ただし、そのぶん経営のかじ取りには時間的な猶予があるといえます。また、リーマンショックなど幾多の危機を経て、生保各社のリスク耐久力は以前よりも高まっています。生保各社を見回すと、先を見通して、早めに手を打っていこうとしています。

 課題は、負債と運用をマッチングさせるための運用の高度化や、外債などのリスク性資産をいかに取り込んでいくかでしょう。

──生命保険協会として重点的に取り組むことは何でしょうか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


短答直入

円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。

「短答直入」

⇒バックナンバー一覧