まもなく「手帳のシーズン」到来
紙の手帳、使ってますか?
今年も10月に入り、いよいよ秋本番。それが終わればあっという間に年末だ。私は仕事の行き帰りによく書店に立ち寄るが、この時期の風物詩ともいえるのが、棚にずらりと並べられた手帳。もうしばらくすると1月始まりの手帳の熾烈な販売競争が始まる。「本が売れない」といわれる時代、文具に力を入れる書店も多く、行きつけの本屋も、入り口近くの一番いい棚がすべて手帳で埋め尽くされる。
並べられた色とりどりの手帳が目に入ると、ついつい吸い寄せられてしまい、飽きもせず30分ぐらいは「ふーん」「へー」と見比べるのが、私のくせになっている。「まあ、まだ買わなくていいか。次来たときにしよう」と考えて、何度か同じことを繰り返し、最終的には最低限予定が書き込めればいいやというところに落ち着き、薄い、小さいものを買うのがいつものことだが。数年前までは意気揚々と大きめの、たくさん書き込める手帳を買って、「来年はこれを埋めてやるぜ」と思っても、それを達成できたことがないので、もうさすがに学習した。
ちなみに大きめの、たくさん書き込める手帳というのは、糸井重里が主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」のオリジナルグッズ「ほぼ日手帳」のこと。生活雑貨を扱うチェーンストア、ロフトでは2005年以降、ほぼ日手帳が11年連続で売上1位だそうだ。
私も「これ、かわいいな。おしゃれだな。使ったろ」と購入し、最初のうちは日記さながらの充実した日々の記録を一所懸命書くのだが、だいたい2ヵ月ぐらいで脱落するのが常だった。仕事で「ほぼ日手帳」を使っている人を時折見かけるが、びっしり書き込んでいる人に遭遇すると、それだけでちょっと尊敬してしまう。
スケジュール管理は全年代で
「紙」の利用が優勢
ところで、皆さんは予定を管理するときに、紙の手帳を使っているだろうか。かくいう私も紙の手帳だけでなく、グーグルカレンダーも使用しているのだが、スマホ全盛のこの時代、実は紙の手帳を使っているのは少数派になりつつあるのでは?株式会社プラネットが実施したスケジュール管理に関する調査を見てみよう。普段、スケジュール管理を行っている人を対象に、どのようにスケジュールを管理しているか聞いたものだ。