ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ

「アマン京都」幻のリゾートホテルが実現に向け始動

週刊ダイヤモンド編集部
2016年10月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

『週刊ダイヤモンド』10月15日号の第1特集は「百花繚乱 ニッポンのリゾート」です。長らくリゾート後進国と言われてきた日本ですが、近年はグランピングや「動くリゾート」など新しいジャンルが誕生し、異業種や外資ホテルの参入も相次いでいます。気がつけば、日本は個性あふれるリゾートの百花繚乱状態。晩秋の余暇に向けて、「リゾート選びの教科書」をお届けします。

京都駅からタクシーで30分。北区鷹峯町の「アマン京都」の建設予定地。10年越しで計画が動き出した Photo by Fusako Asashima

 京都市北区鷹峯町。金閣の北側にある広大な敷地で、ある一つのプロジェクトが進行している。

 「アマン京都」構想──。

 業界の革命児で知られるアマンリゾーツ(本社はロンドン)が、京都でのリゾートホテル建設に向けて動き始めていることが分かった。ある関係者によれば、「すでに建築許可は下りており」、計画は最終段階に入っているという。

アマン東京 世界で27番目のアマン。東京・大手町。リゾート地で展開してきたアマンが初めて手掛けた都市型ホテルアマネム 世界で30番目のアマン。三重・志摩。全室温泉付き。中国アリババのジャック・マーも訪れた

 実現すれば、2014年12月開業のアマン東京、今年3月開業のアマネムに続き、日本では3軒目ということになる。

 この構想が最初に明らかになったのは、今から10年も前のことだ。当時、まだアマンの経営には、伝説の創業者として知られるエイドリアン・ゼッカCEOがいた。親日派のゼッカ氏は、アマン京都(予定地にある日本庭園を生かした設計になることから、社内では「アマンニワ」と呼ばれていた)の実現に並々ならぬ情熱を燃やしていたようだ。当初の予定通り08年の開業となれば、日本で最初のアマンリゾートになるはずだった。

 だが、二つの意味において、アマン京都構想は頓挫したかのように見えた。

 一つ目は、経営の問題である。その後、ゼッカ氏は株主などによって経営から追放されている。

 さらに厄介なことに、経営を引き継いだロシア人のウラジスラフ・ドロニン氏と米国人のオマール・アマナット氏が経営戦略をめぐって対立し、訴訟に発展した。

 訴訟はドロニン氏優勢で決着したようだが、当初ゼッカ氏はアマナット氏に肩入れしたとされ、親日派のゼッカ氏のアシストなくして京都構想の実現は困難なようにも見えた。

 二つ目は、建設予定地の制約の問題である。

 都市計画法で「第一種住居専用地域」、もしくは「第一種低層住居専用地域」に指定されていたことだ。前者ならば3000平方メートルを超えるホテル・旅館は建設できないし、後者ならばホテル・旅館それ自体を建設できない。

 ところが、である。今回、都市計画法の制約のハードルを乗り越えられたもようだ。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年2月25日号 定価710円(税込)

特集 弁護士・裁判官・検察官 司法エリートの没落

知られざる法曹界の真実

【特集2】
サントリーと創業家
グローバル化への試練

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ

最新号の読みどころを特集担当者の視点でお伝えします。時には紙幅の関係から記事にできなかった取材の内側など、「ここだけの話」も満載です。

「今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ」

⇒バックナンバー一覧