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高橋洋一の俗論を撃つ!

安倍・トランプ会談、親交深めるカギはゴルフ談義!?

高橋洋一 [嘉悦大学教授]
【第157回】 2016年11月17日
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総理大臣官邸でトランプ次期大統領の選出について、会見を行った安倍首相 Photo:首相官邸HP

17日にトランプ氏と会談
動きが素早かった安倍首相

 安倍首相は、17日アメリカに出発し、次期大統領のトランプ氏と会談する。

 日本の首相が次期大統領との会談するのは異例である。安倍首相の動きは素早かった。

 もっとも、現職の大統領はオバマ氏なので、表だってトランプ氏との会談をプレイアップできない。特に、外務官僚であれば、オバマ氏との関係を意識せざるを得ない。ところが、政治家である安倍首相は、オバマ氏との関係に配慮しながらも、次の手が打てる。

 10日朝には、先進国の中でも先駆けて、電話会談に成功し、その場でニューヨークでの会談合意にこぎ着けている。外務官僚にはできないフットワークの良さである。安倍首相は、長期政権になっているので、余裕を持って外交をこなしているようだ。

 こうして、「首脳」会談を迅速にセットできたのは、理由がある。実は、9月に安倍首相が訪米した際、クリントン氏との会談だけがクローズアップされたが、実は水面下でトランプ氏サイドとも接触していたからだ。

 安倍・トランプ会談の中身はどうなるだろうか。トランプ氏は、大統領選挙中、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)からの離脱、日米安全保障条約は不公平だとし在日アメリカ軍の駐留経費の増額に言及してきた。

 安倍首相としては、これらについてじっくりと時間をかけて話したいだろう。

 ただし、時間は限られている。外交では、10分では挨拶程度、40分でも突っ込んだ話し合いは難しい。しかも、経済、安全保障など話し合うべき課題は多すぎる。そこで、まず、行いたいのは、個人的な信頼関係の構築である。

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高橋洋一[嘉悦大学教授]

1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官などを歴任したあと、2006年から内閣参事官(官邸・総理補佐官補)。2008年退官。金融庁顧問。2009年政策工房を設立し会長。2010年嘉悦大学教授。主要著書に『財投改革の経済学』(東洋経済新報社)、『さらば財務省』(講談社)など。

 


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