激変!エネルギー最新事情
【第14回】 2016年11月30日
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ダイヤモンド・オンライン編集部
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スマートハウス、凄いけど凄くない家が求められる理由

IT技術を使って賢く省エネ化を図る「スマートハウス」は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という新基準の省エネルギー住宅の登場で、新しい局面に入っている。今後、スマートハウスはどうなっていくのだろうか。

昔に比べて廃れた!?
以前ほど聞かなくなったスマートハウス

明確な定義はないが、『頭脳』が付いた暮らしを豊かにする省エネ住宅が「スマートハウス」と呼ばれる Photo:Daiwa House太陽光発電を搭載した住宅は普及しつつある Photo:SEKISUI HOUSE

 「『エコ住宅』や『スマートハウス』という言葉は以前ほど盛んには聞かなくなりましたね。ハウスメーカーもそれほど強く強調しなくなっています」――。

 多くの住宅業界関係者が口を揃える。一時期、スマートハウスは、「賢い省エネルギー住宅」として、あたかも時代の最先端のように流行り、もてはやされた時期がある。かつては、ハウスメーカーの営業担当者も「スマートハウス」というキーワードを盛んに営業トークに使ったものである。

 それが、最近はあまり聞かない。エコ住宅やスマートハウスは、廃れてしまったのか…といえば、そうではない。

 「むしろ、スマートハウスは普及し、広く定着しつつある。なので、珍しくはなくなり、わざわざ強調されなくなったというのが正しいでしょう」と語るのは、福田和幸・積水ハウス環境推進部温暖化防止研究所部長。

HEMSを用いて住宅のエネルギーを最適化する Photo:Daiwa House 画面の拡大画像表示

 そもそもスマートハウスとは、どのようなものなのであろうか。実は明確な定義はない。しかし、イメージ的には、業界として、ある程度の共通認識というものがある。

 それは概ね「コンピューターによる制御・管理システムなどの『頭脳』が付いていて、暮らしを豊かにする省エネ住宅」(七岡寛・大和ハウス工業本社技術本部総合技術研究所工業化建築技術センター性能研究グループ主任研究員)という表現に代表されるものだろう。

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原子力発電所の再稼働のメドが立たない今、エネルギーの安定的な確保ができるかは国民生活にとって非常に重要な意味を持つ。国内ではスマートコミュニティや大型蓄電池、太陽光発電に代表される再生可能エネルギー、地熱発電、メタンハイドレートなど、さまざまなエネルギー源の実用化へ検討が進められている。エネルギーに関する最新事情をレポートする。

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