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金融市場異論百出

40代リーダーの活躍も顕著
英国の政治が機能する理由

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2011年2月23日
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 南欧では政治家の女性スキャンダルは問題にならないとよくいわれる。70歳を過ぎても数々の女性スキャンダルを起こしてきたベルルスコーニ伊首相にイタリアの男性は内心憧れている、という話は英国などで広く信じられている。

 しかし、昨年10月下旬にベルルスコーニの17歳の女性とのスキャンダルが発覚してからは、「冗談にならない。いいかげんにしろ」という怒りがロンドン在住の知人のイタリア人男子学生のあいだで激しく高まった。普段陽気な彼らが怒るのだからよほどのことだ。

 11月に英「ガーディアン」紙は「この男はどうしていまだに権力を維持していられるのか?」というベルルスコーニ特集を掲載した。その記事を彼らに見せたところ、「そうなんだよ!」と共感を見せた後に、政治が機能していないことを深く嘆いていた。12月以降、ベルルスコーニ辞任を求めて、ローマなどで若い人びとがデモや暴動をたびたび起こしている。イタリアの問題は、既得権益を持った中高年が若い人びとにチャンスを与えないことにある。ベルルスコーニは発覚した「7度目」の女性スキャンダルで現在揺れている。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


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