(2)下値が予想できるから心理的な負担が少ない

 実際の銘柄は、周期的にボックス相場をとっているものだけに絞って選びます。上下のサポートラインとレジスタンスラインに挟まれて、一定のリズムを刻みながら、しっかりと下値を固めているチャートが理想です。

 とくに、下値のサポートラインががっちりと固定されている銘柄を選びます。そうした銘柄は、不思議なほど、下値付近まで近づくと跳ね返されます。そして、今度は上昇をはじめます。

 こうしたジグザグの谷と山の動きを、3ヵ月、6ヵ月、あるいは1年という周期で続けている銘柄であれば、ピンポイントは不可能ですが、おおよそのストライクゾーンとしてなら下値を予想できます。

 そのため、買っても下がり続けて損するのではないかという心理的、精神的な負担を軽減できます。

(3)難しい投資判断がいらない

 動きの予測ができてしまえば、あとはそのうねりに逆らわず、上がりそうなタイミングで買いを入れていくだけです。そのため、投資の際の難しい判断もいりません。

 当然、プロの相場師さえ使わないような、アナリストの重箱の隅をつつくような情報の分析や、難しいトレード用語も覚える必要はありません。