ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

子どもを狙う有害サイトは“出会い系”だけじゃない?
「青少年のネット利用規制」が岐路に立たされる背景

宮崎智之 [フリーライター]
2011年2月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

もしも、あなたの息子や娘がこっそり有害サイトにアクセスして、犯罪に巻き込まれたら――。親の目が届きにくい携帯電話で、好き勝手にネット接続する子どもが激増している現在、子どもを持つ親は気が気ではないだろう。「青少年インターネット環境整備法」の施行から2年近くが経つものの、足もとで発表された公的機関のデータや親たちの声を聞く限り、子どもを保護する取り組みは十分と言えない。一方で、インターネットの負の側面ばかりを強調する言説に、懐疑的な人もいる。青少年を取り巻くネット環境の現状と、リスクに対応すべき社会や家庭の課題を追った。(取材・文/プレスラボ・宮崎智之)

携帯でネット接続する子どもたち
もはや親の監視の目は届かない?

 もしも、あなたの息子や娘がこっそり有害サイトにアクセスしたり、それが原因で犯罪に巻き込まれたりしたら――。

 こう問われれば、子どもを持つ多くの親は不安を覚えるだろう。「仕事が忙しくて、そんなことは考えてみたこともなかった」というビジネスマンも多いかもしれないが、子どもを取り巻くインターネット環境は、あなたの想像を越えるスピードで変化している。

 その象徴的なトレンドが、携帯電話を利用してインターネットに接続する子どもたちが多いということだ。

 実際、今月発表された内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」(2010年度)によると、調査対象の高校生のうち96.5%が、携帯電話でインターネットを利用していることがわかった。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


News&Analysis

刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。

「News&Analysis」

⇒バックナンバー一覧