ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
残業ゼロがすべてを解決する
【第46回】 2017年3月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
小山 昇

椅子をなくすと、
なぜ「穴熊社員」が
減るのか?

1
nextpage

小池都知事が「夜8時には完全退庁を目指す」、日本電産の永守社長が「2020年までに社員の残業をゼロにする」など、行政も企業も「残業ゼロ」への動きが急加速中!
株式会社武蔵野は、数十年前、「超ブラック企業」だった。それが日本で初めて日本経営品質賞を2度受賞後、残業改革で「超ホワイト企業」に変身した。
たった2年強で平均残業時間「56.9%減」、1.5億円もの人件費を削減しながら「過去最高益」を更新。しかも、2015年度新卒採用の25人は、いまだ誰も辞めていない。
人を大切にしながら、社員の生産性を劇的に上げ、残業を一気に減らし、過去最高益を更新。なぜ、そんな魔法のようなことが可能なのか?
『残業ゼロがすべてを解決する』の著者・小山昇社長に、人材育成のヒントを語ってもらおう。

積極的に現場に出る効果

小山昇(Noboru Koyama)
株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。『1日36万円のかばん持ち』 『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』 『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』 『強い会社の教科書』 (以上、ダイヤモンド社)などベスト&ロングセラー多数。
【ホームページ】http://www.m-keiei.jp/

 社長や営業担当者が、穴熊のように社内に閉じこもっていては、会社はよくなりません。
 穴熊社長も穴熊社員も、穴の出入口からしか外(=お客様)を見ていません。
だから、視点がズレてしまう。
 社長も幹部社員も、積極的に穴から出て、現場を見なければいけません。
 椅子があると心地よくて、出て行きたくなくなります。けれど、椅子がなくなると社内に落ち着ける場所がありません。
 社内に椅子がないと、営業担当者は、「座りたい」と思います。

 では、座るにはどうしたらいいでしょうか?

 会社を出て、営業に行くしかありません。営業に行けば、車の中で座れる。
電車の中で座れる。あるいは客先の応接室で座れる。
 つまり、わが社の営業担当者にとって、お客様訪問は「休憩」でもあります。
 家庭は心地よく、会社は居心地悪く。これが鉄則です。

 エネジン株式会社(静岡県/燃料)は、LPガスをはじめ、空調、住宅、リフォーム、太陽光発電などを扱う会社です。

 かつて、自らを「穴熊社長」と称していた藤田源右衛門社長は、椅子をなくしたことで、会社にいる時間が激減しています。

 「なんと言っても、椅子がないと足が疲れます(笑)。椅子なしの机で仕事をすると、1時間も立っていられません。
 結果として、現場に出るようになり、『会社にいる時間』が少なくなりました。浜松市では、立って仕事をする社長はめずらしいので、新卒学生さんへのアピールにもなりますね」(藤田社長)

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
どうすれば、売れるのか?

どうすれば、売れるのか?

木暮太一 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年4月

<内容紹介>
売れるものには、法則がある!ヒット商品・話題のサービス、人気コンテンツ、行列のできる店…似たように見えるのに、なぜ売れるものと売れないものがあるのか?著書累計150万部、リクルート×サイバーエージェント×富士フイルムで学んだ、センスに頼らず、繰り返し人の心を動かす究極のメソッド。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍

(POSデータ調べ、4/16~4/22)




残業ゼロがすべてを解決する

劇的な生産性アップにより、たった2年強で1.5億円の人件費削減!平均残業時間56.9%減、売上アップ率123.8%!なぜ、残業が激減したのに、過去最高益を更新したのか?●椅子なし●iPadで空中戦●モニタリングカメラ●企画書はテキトーなどの「残業ゼロ施策」で一石七鳥の効果! (1)過去最高売上・最高益更新 (2)劇的な生産性アップで人件費激減 (3)モチベーションアップで社内活性化 (4)ダラダラ社員がキビキビ動く (5)新卒採用で最大の武器になる (6)社員が辞めない会社に変わる (7)明るく健康で家庭円満になる!これからの時代、社員の犠牲の上での経営は成り立ちません。人を大切にする会社だけが生き残ります!全国32社の事例と社員・パートの声も収録!再現性が担保された一冊!「超ブラック企業」が「超ホワイト企業」に変わった奇跡とは?

「残業ゼロがすべてを解決する」

⇒バックナンバー一覧