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40代を後悔しない50のリスト
【第1回】 2011年4月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

なぜ、定年退職した人の後悔は
「40代」に集中しているのか?

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なぜ、一生の中で40代が重要なのか?
40代とは、どのような10年か?

 40代というのは、人生80年とした場合、ちょうど折り返し地点に当たります。マラソンの折り返し地点のように、この10年こそが、人生最大の転換期となるのです。

 では、なぜ転換期となるのでしょうか。

 40代は、仕事においては、やっと自分で自由に仕事ができるようになる年代です。どんなに優秀な成績で入社したとしても、20代や30代のころは自分のやりたい仕事を、やりたい方法でできるチャンスになかなか恵まれるものではありません。

 しかし、40代になると遅ればせながら、自分の個性やセンスを自由に発揮できるチャンスを手にするのです。それは、日本社会においては40代が、企業側から見れば稼ぎ頭になるからですし、それゆえ、働くほうは一番脂の乗っている時期と感じるわけです。

 また、未婚者の場合、出世や出産の限界年齢がリアルな問題として降りかかってきますので、結婚「する」「しない」、もしくは出産「する」「しない」の決断を迫られることからも、人生の転換期ということができます。

 一方、家庭生活面においても40代になると大きな変化を迎えます。子供のいる家庭の多くは育児を終え、子供に手がかからなくなったところで夫婦関係が新たな局面を迎えるとか、妻が専業主婦だった場合は仕事に復帰するということも多くなります。

 子供は多感な時期を迎え、同時に受験という大イベントが続くので、子供との向き合い方、教育に対する考え方も問われるようになるのです。

 さらに、それまでは人ごとだった親の介護についても、日増しに我がことのリアル感が増幅されてくる年代でもあります。

 20代や30代はいい意味で成長過程なので、いくらでもやり直しが利きますし、まわりもそうしたトライ・アンド・エラーを期待しています。

 しかし40代は、関わる世界、守るべき世界が広がり、すでに積み上がった歴史や実績の上での局面となるので、そのときの対応次第で、仕事でも家庭でも、その後の人生を大きく左右する決断を迫られることになるのです。判断すべきことが、20代や30代より広範囲にわたっているともいえるでしょう。

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大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


40代を後悔しない50のリスト

1万人から聞き出した後悔年齢は「40代」。職場や家庭でも何かと背負うものが多い「空白の10年」をいかに過ごせばいいのだろうか。30代の延長では失敗するという先人たちの後悔から、40代の生き方・働き方が見えてきた。

「40代を後悔しない50のリスト」

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