HOME

メタボリック

肝臓

腰痛・肩こり

高血圧・高脂欠症

うつ・ストレス

ニオイ

薄毛

老化防止

禁煙

男の病気

大人のボディデザインスクール

「ピーク時100kg超→70kg」へ
リバウンドに苦しんだ私が脱メタボできた理由

都竹茂樹 [高知大学医学部准教授、医師]
【第11回】

 今回は、「メタボ化→減量成功→リバウンド→本当にダイエット成功!」という実際のエピソードを通して、メリハリ・ボディを作るにあたって、陥りやすい間違いと、本当に効果的な方法について紹介します。

私は肥満だった

 私、都竹は現在こそ170cm、70kg、体脂肪率も10%台前半ですが、その昔は100kg、体脂肪率30%を超える肥満でした。ただ、もともと肥満だったワケではなく、その変化は研修医になった25歳のときに訪れました。「訪れた」と書きましたが、実際は自らまいた種。

 のんびりした学生時代とは違い、臨床の現場は見ること聞くこと全てが目新しく、無我夢中。朝出勤し、帰宅は真夜中という日も数知れず。ハードなスケジュールの上に、周りにも気を遣い、毎日が緊張とストレスの連続。当時、そのストレスを、何はともあれ“食べる”ことで解消していました。しかも好物は、揚げ物、ファストフードに丼物。本連載で「これだけは避けたい」と紹介してきたNG事例を、すべて実践していたのでした。

当然、大学卒業時のズボンは履けなくなり、ある日、意を決して体重を測ってみると、なんと100kgの大台にのっているではありませんか。『0.1トン!』というこれまで経験したことのない未知の世界に突入しただけでなく、階段を昇ると息が切れ、高血圧、高脂血症、脂肪肝の徴候も認められるなど、まさに「医者の不養生」を地でいったような状況でした。

 もちろん「体重を落とさなければ!」という思いは、いつも心の片スミにありました。そのためには、食事と運動の両方を見直さなくてはいけないと、“知識”として、理解もしていました。しかし、忙しいことを口実にハナから運動は無理と決めつけていたのです。

 そこで食事をとりあえず2,3週間減らしてみました。すると、おもしろいように体重が10kg近く落ちたのです。「体重が増えても食事を我慢すればなんとかなる!」と味をしめた私は、体重が増えれば食事制限、減ってくれば気をゆるめ再び過食でリバウンド…という状態を繰り返し、90kgから100kgあたりをウロウロしていました。しかしそのうち、食事制限だけでは体重が減りにくくなってきたのです

体重は同じでも
カラダの中身は悪化する

 いったい私のカラダの中では、どんなことが起こっていたのでしょう?

「身体の内訳」と、図の回答は、連載第4回を参照!
拡大画像表示

 まず2,3週間の食事制限で減少した体重の内訳は、余分な脂肪ではなく、水分(いわゆる脱水)や筋肉といった除脂肪です。逆に過食によってリバウンドする際は、運動をしない訳ですから、減ってしまった筋肉ではなく脂肪によって体重が増加していたのです(右図)。

 このようにカラダの中身において「何が減ったのか?何が増えたのか?」ということを考えず、体重計の目盛りの動きだけに一喜一憂してリバウンドを繰り返していると、見かけの体重は同じでも、以前よりも脂肪が増え、筋肉が減少した状態になります。そして筋肉が減少することで、体形がくずれることは無論、基礎代謝が低下(=消費されるエネルギー量が減少)し、体重も次第に減りにくく、太りやすい体質になってしまいます。

1 2 3 >>
このページの上へ

都竹茂樹 [高知大学医学部准教授、医師]

1966年米国生まれ、高知医科大学卒業。名古屋大学大学院医学研究科修了。ハーバード公衆衛生大学院修了。医師、医学博士、公衆衛生学修士、日本体育協会公認スポーツドクター、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医。スポーツ医学や健康増進に関する研究、啓発、執筆活動を展開。『結果を出す特定保健指導』(日経メディカル開発)、『あと5センチひっこめろ!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)等、著書・共著書多数。

 


大人のボディデザインスクール

自分の身体に向き合うための「大人の学校」が始まります。毎回出されるタスク(1日10分の課題)を続けていくことで、3ヵ月後には“メリハリボディ”を実現。忘年会、新年会など一番太りやすい年末年始に、メリハリのあるボディを作れたなら、来春・夏は「割れた腹筋」などさらなるランクアップも!? また3ヵ月の講義を受けることで、将来的にリバウンドしない習慣・知識も身につき、メタボ・生活習慣病のリスクも結果的に減らすことができます。

「大人のボディデザインスクール」

⇒バックナンバー一覧