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7つの知性を磨く田坂塾

なぜ、「頭の良い人」ほど、プロの技術を掴めないのか?

田坂広志 [田坂塾・塾長、多摩大学大学院教授]
2017年1月25日
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拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。
この第19回の講義では、前回に引き続き「技術」に焦点を当て、拙著『仕事の技法』(講談社現代新書)において述べたテーマを取り上げよう。(田坂塾・塾長、多摩大学大学院教授 田坂広志)

言葉で表せ、書物で学ぶことができる「知識」と、言葉で表せず、経験を通じてしか掴めない「智恵」は、まったく違うものである

本を読んだだけでは掴めない「プロの技法」

 今回のテーマは、「なぜ、『頭の良い人』ほど、プロの技術を掴めないのか?」。このテーマについて語ろう。

 ここまで3回の連載では、「仕事の技法」の根幹にある「深層対話の技法」や「深層対話力」の大切さとその実践方法について述べてきた。

 しかし、この連載を読まれて、「深層対話の技法」や「深層対話力」に興味を持ち、この連載の続きを読まれる方がいるならば、その読者に理解しておいていただきたいことがある。

 それは、この連載の「読み方」である。

 なぜなら、もし読者が、この連載の「読み方」を間違えるならば、どれほどこの連載を読まれても、この「深層対話の技法」を掴むことはできないからである。

 そこで、今回は、その「落し穴」について語ろう。そして、深層対話の技法を身につけるための、この連載の「実践的な読み方」について語ろう。

 いま、読者が、本連載の読み方を間違えるならば、どれほどこの連載を読まれても、「深層対話の技法」を掴むことはできないと述べた。

 これは、どういう意味か?

 それを説明するためには、まず、読者に、次の「二つの言葉」の違いを理解していただきたい。

 「知識」と「智恵」

 では、この「二つの言葉」の違いとは何か?

 まず、「知識」とは、言葉で表せるものであり、書物で学ぶことができるものである。これに対して、「智恵」とは、言葉で表せないものであり、経験を通じてしか掴めないものである。

 では、なぜ、この「二つの言葉」を区別しなければならないのか? 一つの場面を紹介しよう。

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田坂広志 [田坂塾・塾長、多摩大学大学院教授]

1951年生まれ。74年、東京大学卒業、81年、同大学院修了。工学博士(原子力工学)。87年、米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。同時に、米国パシフィックノースウェスト国立研究所客員研究員。90年、日本総合研究所の設立に参画。戦略取締役を務め、現在、同研究所フェロー。2000年、多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。同年、シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。2003年、社会起業家フォーラムを設立。代表に就任。2008年、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのグローバル・アジェンダ・カウンシルのメンバーに就任。2010年、4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める世界賢人会議・ブダペストクラブの日本代表に就任。2011年、東日本大震災に伴い、内閣官房参与に就任。原発事故対策、原子力行政改革、エネルギー政策転換に取り組む。2012年、民主主義の進化をめざすデモクラシー2.0イニシアティブの運動を開始。代表発起人を務める。2013年、全国から3000名を超える経営者やリーダーが集まる場、「田坂塾」を開塾。「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「七つのレベルの知性」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」への成長をめざし、塾生とともに研鑽を続けている。著書は、知のパラダイム論、未来予測論、地球環境論、複雑系社会論、情報革命論、知識社会論、民主主義進化論、資本主義進化論、産業政策論、経営戦略論、マネジメント論、リーダーシップ論、戦略思考論、プロフェッショナル進化論、社会起業家論、社会的企業論、仕事論、人生論、詩的エッセイ、詩的寓話など、様々な分野において国内外で80冊余。(所感送付先:tasaka@hiroshitasaka.jp
◇主な著書 『知性を磨く - 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社) 2014
『人は、誰もが「多重人格」 - 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(光文社)2015
『人間を磨く - 人間関係が好転する「こころの技法」』(光文社)2016

 


7つの知性を磨く田坂塾

多くの問題が山積する21世紀、目の前の現実を変革するために、我々は、思想、ビジョン、志、戦略、戦術、技術、人間力という「7つのレベルの知性」を、垂直統合して身につけ、磨いていかなければならない。知性を磨き、使命を知り、悔いのない人生を生きるために、いま、我々は何を為すべきか。現代の知の巨人が語る。

「7つの知性を磨く田坂塾」

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