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プレゼンの上手な話し方

無駄を徹底排除して、話をスリム化
“プレゼンの断捨離”をしよう!

福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]
【第9回】 2011年4月7日
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冗長なプレゼンは飽きられる!
ダラダラした話を「簡潔に」表現するには?

 「簡潔な話」とは、簡にして要を得た話という意味。反対は「冗長な話」で、要領を得ない、ダラダラした話である。必要なことにはキチンと触れるが、必要でないものは思い切って省く。表現のスリム化を図るのだ。

 何が必要かを洗い出し、的確な言葉で表現する。それによって考えも明確になり、引き締まった表現になる。

 簡潔な表現は、鍛えられた人の体のように無駄がなく、引き締まっているのである。

 冗長なプレゼンテーションを聞いていると、何がポイントなのか、どこが重要な個所なのかを見つけるのに手間どって、しまいには聞くのが面倒になってくる。

 今回は、簡潔に話すための要点を述べる。

「主題の一行化」から始めよう

 主題とは、話し手が言いたいことを、一行で表現したものである。

 主題がはっきりしないまま話し出すと、「これが言いたいんだ」という、骨格の柱が見えてこないため、全体に曖昧で、ぼんやりした話になってしまう。

 まず、主題を一行化することから始めよう

 業務の効率をよくするために、無駄な会議を減らすという提案について考えてみよう。

 この提案における主題を一行で示せば、

 「現在の会議の半分は無駄である」

 このように、主題は言いたいことを、一行で言い切るところに意味がある。「半分は無駄」と言い切ることで、無駄な半分を廃止しようという提案が生まれる。

 どうして無駄かは、根拠を示して、論証しなければならない。根拠としては、経験的事実を時系列的に並べるのがよいだろう。そうすれば、簡潔で力強い表現となる。

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福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

1983年株式会社話し研究所を設立。2004年に会長に就任。「コミュニケーション」を軸にした講座、講演を企業、官公庁を中心に行い、話し方研究所でもセミナーを開催。主な著書に、『人を動かす会話術』『上手な「聞き方・話し方」の技術』などがある。


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