
会議でうまくプレゼンできない、人前で話すのが苦手……。そんな人でも、実はほんの少しの意識の変化や話し方の工夫だけで、言いたいことが早く正確に伝えられるようになるという。“プレゼンの神様”が教える「3つのアドバイス」とは?※本稿は、藤沢晃治『「分かりやすい説明」の技術 新装版 最強のプレゼンテーション15のルール』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。
プレゼン技術が向上する
簡単で確実な方法とは?
私の部下に、入社2、3年のまだ新人といってよい人がいました。
たまたまその部下が開発にかかわった自動翻訳ソフトの売れ行きが好調だったこともあり、次回のプレゼンを担当させることにしました。
本番1週間前に、プレゼンの予行演習をさせてみることにしました。手が空いていそうな職場の数人にも声をかけ、聞き役もそろえました。
ところが予想していたこととはいえ、それこそ目を覆いたくなるようなできばえでした。声は小さい、口調は棒読み、場の空気を読まず1人で勝手に話す、聞き手が理解できているかどうかに無関心……。100点満点で15点か20点という代物でした。
何しろ本番は1週間後に迫っています。私は焦りました。そこで自分の経験を基に、プレゼンの勘所として部下に3つのアドバイスをしました。
(1) 各ポイントの冒頭で、その骨子を短く話せ。
(2)ゆっくりしみ入るように話せ。
(3)ポイントを話した直後は「間」を置け。
(2)ゆっくりしみ入るように話せ。
(3)ポイントを話した直後は「間」を置け。