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三谷流構造的やわらか発想法

文系が身につけるべき理系力とはなにか?

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第158講】 2017年2月16日
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作家、教育界にもの申す。「文系も理系科目を学べ!」

 2009年4月初め 、日経新聞の「インタビュー 領空侵犯」コーナーで、作家の鈴木光司さんが「理系軽視に異論」として、次のような主張をしました。

・(日本では)組織リーダーには現状、文系出身者が多い
・これからのリーダーには科学する能力や論理性が重要
・文系も理系科目を学ぶべき
・理系担当教師に「面白さ」を伝える力が足りないことも問題

 まったくもって、その通り(因みに私は、鈴木光司さんのデビュー作『楽園』 以来のファンです)。

 同時公開される、日経ネットPLUS(2011年10月にサービス終了)でのフォロー企画「ちょっとまった 領空侵犯」に載せるということで、発刊日の直前にインタビューを受けることになりました。

 改めて考えました。理系科目を学ぶ価値ってなんだろう。論理力を高めるためなのか? 科学する力ってなんだろう、いやそもそもリーダーにはどんな力が必要なんだろう……。

若手コンサルタントの「文系・理系あるある」

 若手コンサルタントの「文系あるある」はこんな感じです。

 プロジェクトの中盤、そろそろ種々の分析も進み、メッセージを決める頃です。数名の若手コンサルタントたちが、持てる限りの能力(と気力・体力)を駆使してクライアントへの価値を生み出していきます。

 そしてマネジャーである私のもとに、文系出身のコンサルタントがやってきて言うのです。

 「三谷さん、わかりましたよ!」「○○を変えればいいんですっ」
 「お客さんの誰に聞いてもそう言ってました」

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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