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会社に入る前に知っておきたい これだけ経済学
【第2回】 2017年2月24日
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坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員]

「Y=C+I+G+(X-M)」を知らない社会人はガチでヤバい

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皆さんは「Y=C+I+G+(X-M)」を見て、何を指すかわかるだろうか。これは、GDP(国内総生産)の計算式である。GDPとは、国内で一定期間に生み出された付加価値の合計で、景気の判断に重要な数値だ。この式を「知っている、見たことがある」という人は多いかもしれない。では、それぞれの項目が何を意味しているか理解できているだろうか。「わからない」という人は、報道されている経済ニュースや数値の意味、重要性がまったく理解できていないことだろう。GDPの式は、経済ニュースを理解するために必ず覚えておくべきものだ。経済の一端を担うビジネスパーソンとして、これを知らないのはマズい。今回は、『会社に入る前に知っておきたい これだけ経済学』の著者・坪井賢一氏に、GDPについてわかりやすく解説してもらった。

GDPの計算式は、ニュースを読み解くための基本中の基本。知らないじゃ済まないGDPについて学んでいこう。Photo:miya227-Fotolia.com

GDPの内訳を知っていますか?

 まず、GDPの式の各項目について見てみよう。

  輸入はお金が外国へ出て行くのでマイナスとなる。つまり、(X-M)は貿易黒字(赤字)のことである。これらを取り入れて日本語で表現するとこうなる。

GDP=消費+投資+政府支出+(輸出-輸入)

 合計額のYがGDPで、とりあえず日本のGDPは年間500兆円として書き進める。2016年後半から企業の研究開発費が「経費」から「投資」に計上されることに変更されたため、今後はざっと30兆円がかさ上げされるが、ここでは議論をかんたんにするために500兆円としておく(四半期ではこの4分の1の125兆円となる)。

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坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員]

1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日本図書館協会)など。


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