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業界ごとにデジタル戦略は違うのか?
注目4分野の動きをまとめる

内山悟志 [ITR代表取締役/プリンシパル・アナリスト]
【第66回】 2017年3月10日
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デジタル技術を活用したビジネス革新やデジタルビジネスの創出は多くの企業にとって重要な関心事となっているが、デジタル化の領域や施策とすべき戦略テーマは業種・業態によって異なる。デジタルビジネスの企画・構想化にあたっては、IoTやAIといったテクノロジの視点だけでなく、業種ごとの事業課題に基づくテーマ設定が求められる。

デジタルビジネスのフレームワーク

 IoT、3D、AI、ビッグデータなどのデジタル技術を活用したビジネス変革や新規ビジネスの創出が期待されている。しかし、デジタル化の重点領域や施策とすべき戦略テーマは業種や事業領域によって異なるため、IoTやAIといったテクノロジを起点とした発想だけでなく、業種ごとの事業課題に基づくテーマ設定が求められる。ITRでは、デジタル化の潮流を4つの領域に分類し、デジタルビジネス・フレームワークとして提示している(図1)

 領域ごとに関連キーワードを列挙したが、これについても全業種共通に関連するものもあれば、特定業種に限定したキーワードも含まれている。いずれの領域も重要な戦略テーマとなりえるが、まずは、このようなフレームワークに照らし合わせて、自社のデジタル化の方向性や優先領域を見極めることが求められる。主な業種ごとおよびデジタル領域ごとに注目すべき戦略テーマを表にまとめた(図2)。複数の業界に共通したテーマや業種横断的なテーマも存在する。以降では、各業界におけるデジタル化の動向を紹介する。

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内山悟志 [ITR代表取締役/プリンシパル・アナリスト]

うちやま・さとし/大手外資系企業の情報システム部門などを経て、1989年からデータクエスト・ジャパンでIT分野のシニア・アナリストととして国内外の主要ベンダーの戦略策定に参画。1994年に情報技術研究所(現アイ・ティ・アール)を設立し、代表取締役に就任。現在は大手ユーザー企業のIT戦略立案・実行のアドバイスおよびコンサルティングを提供する。


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日々進化するIT技術をどうやって経営にいかしていくか。この課題を、独立系ITアナリストが事例を交えて再検証する。クラウド、セキュリティ、仮想化、ビッグデータ、デジタルマーケティング、グローバル業務基盤…。毎回テーマを決め、技術視点でなく経営者の視点で解き明かす。

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