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10代で発症し、長引くケースも
“円形”脱毛症は即、皮膚科へ

監修 植木理恵(順天堂東京江東高齢者医療センター先任准教授/皮膚科科長)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第43回】

 小学5年生の娘の髪が突然抜け、円形脱毛症と診断されたQさん、45歳。とっさに「治るんでしょうか」という言葉が口をついた──。

 ある日突然、髪が抜ける円形脱毛症。前兆や自覚症状がないため発症したときのショックは計り知れない。ストレスが原因の病気と思われているが、じつはバセドウ病や関節リウマチと同じ自己免疫の異常による皮膚の病気。アレルギーや内臓疾患などさまざまなことが引き金になり、自分のリンパ球(白血球の一種)が毛根細胞を攻撃することで炎症が起こり、毛髪が抜けてしまうのだ。ただし大元の「毛幹細胞」は無事なので、異常な免疫反応を抑えることができれば治癒も期待できる。

 円形脱毛症には大きく単発型、多発型、全頭型、そして全身の毛が抜けてしまう汎発性脱毛症の4タイプがある。一般に“円形”脱毛症としてイメージされるのは脱毛部分が1~数ヵ所のみの単発型。半年ほどで自然治癒するケースもあるが、脱毛面積が増える多発型や毛髪がすべて抜けてしまう全頭型に重症化することも少なくない。3ヵ月様子を見て改善されないときは皮膚科を受診しよう。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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