顔文字で取引中止!新人営業マン「メールとSNS」失敗事例

4月から営業マンとして新社会人生活をスタートする人も多いだろう。ここで注意すべきは学生時代と社会人の「常識の違い」だ。かつて住宅メーカーのダメ営業マンからトップ営業マンになった経験を持つ筆者が、新人営業マンがやってしまいがちなメールとSNSの失敗について解説する。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

SNSの取り扱いで
損をしている人々

「この春から新人営業マンとして採用になった」「4月から営業職に異動になった」というあなたは《私に営業などできるのだろうか…》と不安を抱えていることだろう。

 すでに《とても自分には無理だ》と心理的に追い込まれている人もいるかもしれない。

 そんなあなたが今後営業で結果を出すために「やるべきこと」そして「絶対にやってはいけないこと」がある。

 その一つ要素としてSNSの取り扱いについてご紹介させてほしい。

 SNSの取り扱いを間違っており、「かなり損をしている」という営業マンやビジネスマンを数多く見かける。押さえるべき基本的な部分ができておらず、絶対にやってはいけないことをしている人は少なくない。

納期遅れの連絡を
絵文字のメールで送って取引中止

 毎年、営業研修をご依頼いただく会社の社長とお会いした時のこと。社長はあきれ顔で「納期の遅れをメールで知らせてきた営業マンがいましてね。すぐに取引をやめましたよ」と話し出した。そもそも納期の遅れをメールで伝えること自体がタブーだが、しかもそのメールの文面は

「明日の納期は少し遅れそうです…<(_ _)> 」

 というものだったという。