同じ『都民ファーストの会』から平氏が公認
仲間同士で票の取り合いに

――板橋区からの出馬ということですが、同じ『都民ファーストの会』から平慶翔さんが公認されています。都議選は中選挙区制であるため、仲間同士での票の取り合いが予想されます。

 はい。平さんは仲間なわけですが、正直、選挙となると強力なライバル出現という感じですね。ただ、仲間同士で叩き合うことは望ましくないとわかっているので、平さんとは異なる人々の声を代弁する存在になろうと思っています。それこそ、私は女性ですから、「くのいち」として板橋区の女性の方々の声にフォーカスしていきたいです。小池知事には、「女性たちのために、知恵で頑張りましょう。」と直接お声をかけていただきました。

――「女性の意見」というのは、具体的にはどういったものなのでしょうか。

 私は男女雇用機会均等法が施行されて間もない頃、就活しました。あの頃は、恋愛・結婚・出産・子育てすべてが、キャリアの継続との戦いでした。保育園に迎えに行った娘を会社に連れてきて、残業の間オフィスで遊ばせていたこともあります。多くの先輩・同僚たちがやさしく見守ってくれたおかげで成り立ちました。結果今では娘が幼かった姿を記憶してくれている職場の方々が多く、「娘さん元気?」「お嬢さん、もうそんなに大きくなったのか!」と半ば親戚のように成長を見守ってくれていて本当に嬉しいし、私の励みにもなっています。そういった経験を政策に活かしていきたいと思っています。

 板橋に生まれ育った女子大生からは「公園が多い板橋区の良さを大切にしてほしい」という話を聞いています。女性らしい視点です。事実「東板橋公園・こども動物園」から「加賀公園」へと歩いただけでも途中に小さな公園が複数あり、ベビーカーを押したお母さんたち、保育士さんと園児たち、体操教室の子どもたちに出会いました。新しい施設の用地として公園がつぶされたり、整備がおざなりにされている現状があるそうです。力になりたいですね。

選挙は「休職」で対応
「普通の会社員」による挑戦のシンボルになる!?

――ところで、木下さんは博報堂社員ということですが、選挙前に会社は辞められるのですか。

 会社にとしては、はじめてのケースだそうですが、「休職」を認めてくれました。もちろん、当選できたら退職し、東京のために、女性のために、板橋のために働きます。