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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

ホリエモン収監前“最後の授業” 
──2011年6月9日 慶応義塾大学

週刊ダイヤモンド編集部
2011年6月20日
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2011年4月に証券取引法違反で実刑が確定し、6月20日に東京高検に出頭、収監された元ライブドア社長堀江貴文氏。その堀江氏は2011年6月9日、中村伊知哉・慶応大学教授の招きにより、慶應大学学生の前で収監前としては“最後の授業”を行った。

堀江貴文 1996年に東京大学在学中にライブドアの前身オン・ザ・エッヂを創業。IT系企業として急成長し、プロ野球球団、ニッポン放送の買収の乗り出し、2005年には衆議院選挙にも立候補した。2006年証券取引法違反で逮捕され、2011年4月には最高裁判所で実刑が確定していた。

慶應大学が堀江氏を正式な授業に招くことを拒否したため、中村教授は個人でキャンパス外の会場を用意し特別授業として開催した。

かつて、ホリエモンと呼ばれるようになった由来は「堀江氏のアイデアはドラえもんの道具のように次から次へとポケットから出て来る」からとも言われている。堀江節は少しも衰えてなかった。 これまでの人生で何が成功したと感じ、何を後悔しているのか。また、刑務所での生活、出所後に取り組む壮大な研究所構想、宇宙開発、さらには、司法制度批判へと話題は及んだ。

中村伊知哉 京都大学経済学部卒業。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。インターネット政策などを担当。MITメディアラボ客員教授、スタンフォード日本センター研究所長などを経て、2006年より慶應大学教授。著書多数。

中村  慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)というのは、メディアのイノベーターを育てることを看板の一つにしています。

 つまり、メディアを刷新していく人。堀江さんがその一人のモデルであることは間違いない。

 ところが今回、KMDの授業に堀江さんをお招きしようとしたところ、大学側が「呼んではいけない」と言ってきた。刑が確定しているからという理由で、理事会の決定だそうです。

 そんなこと言われても、呼びます。もし僕が政治学の教授だったとしたら、田中角栄を呼べないのか。ネルソン・マンデラを呼べないのか。

 僕は、辞表を書くことになるかもしれませんが、堀江さんが近いうちに、こっちからあっち(刑務所)にいってしまうので、今日は堀江さん“オン・ザ・エッヂ”、まさしくギリギリのタイミングでお話をお伺いすることができました。

テレビ局と政界だけは変えることができなかった

中村 今日のテーマは大きくわけて三つ。

 最初は「堀江さんのこれまで」、次が「堀江さんのこれから」、三つ目が「僕たちがこれからどうするか」です。

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