未だに紙ベースの業務フローで悩んでいる企業は少なくない。特に経理業務は月次決算の前後に精算・承認業務が集中するため、担当者だけでなく承認する上司の負担も大きい。この課題を一気に解決し、効率化を進めるための手段を紹介する。
無駄な業務を減らし、生産性を向上させることは、どの企業にとっても喫緊の課題である。日本最大級のクラウドソーシングサービス「Lancers」を運営するランサーズ社では、経理業務において以下の課題を抱えていた。
・紙ベースの申請・承認フロー
:作業が増加し、ミスが発生しやすく、決算の早期化が困難であった。
・マネジャーの負担
:経理業務の承認作業に月110時間以上かかり、マネジャーの負担が過剰であった。
これらの課題は、社員の負担増加や業務効率の低下を引き起こし、最終的には会社全体の成長を阻害する要因となってしまう。
この課題を克服するためにランサーズはクラウド型システムを導入し、経費精算と仕訳入力および承認管理の自動化を実現した。その結果、以下の改善が見られた。
■マネジャーの業務時間を大幅に削減
:月110時間以上かかっていた承認作業が、70時間削減され、チーム全体の働き方が大きく改善された。
■月初業務の効率化
:経理部門全体で30時間削減され、時短勤務のメンバーでの対応が可能となり、多様な働き方を支援した。
■作業精度の向上
:紙ベースでの申請・承認フローからシステム上での連携へ移行した結果、ミスが激減し、確認や修正の手間も大幅に削減された。
このような事例は、どの企業にも起こり得る。今回はこの事例の詳細に加え、紙ベースからクラウド型システムへのスムーズな移行方法や支援策についても紹介。経理部門や経理の承認作業を含む業務の効率化、標準化、そして社内DXを進めたいと考えている部長クラス、役員、経営層にとっても必読の内容だ。
<主な内容>
資料A:14項目のチェックリスト付き!スムーズなシステム移行のダンドリ
――システム移行を成功させるための3つのポイント。
資料B:導入事例「ランサーズ」
――紙ベースの業務から脱却し、業務時間を大幅削減した方法とは