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東日本大震災から、何がどう変わったのか?
様変わりした日本の未来を読む「改訂・総予測」特集

週刊ダイヤモンド編集部
【11/07/09号】 2011年7月4日
著者・コラム紹介バックナンバー

 『週刊ダイヤモンド』では昨年末に「2011総予測」という特集を組みました。

 国内外の経済・産業企業の動向、政治や国際情勢、そして社会や文化の趨勢まで、107項目にわたる幅広い分野について、各界の識者や本紙記者が、見通しや注目される論点などをまとめた特集です。

 そもそも本誌がこの特集を始めたのは、1992年の年末のことです。92年というと、折しも「バブル崩壊」と呼ぶべき現象が日本のあちこちで顕現し始めたころ。誰もが日本の先行きに不安を抱いていた時期です。

 そんな、いわば日本経済の1つの節目のなかで他誌に先駆けて始めたもので、その後は読者の方々にご好評をいただき、約20年も続く定番特集となりました。

 そこでいま改めて「バブル崩壊」という言葉を考えてみると、よく「バブルが弾ける」という表現をしますが、実際のバブル経済はシャボン玉が割れるように、急に弾け飛んだわけではありませんでした。気づかぬうちに徐々に進行し、日本経済を蝕んでいたというのが実態です。つまり、時代の節目とは言っても、時間軸の上で“点”で存在するものではなかったと言えます。

 それに比べれば、2011年3月11日14時46分というのは、明らかに日本が“別の世界”に移動した瞬間だったといえます。地震後の津波被害、そして東京電力福島第1原子力発電所の事故……。それらは、その直前まで想定していた未来について、ことごとく修正を迫るものでした。

 そして、あの時点からわずか3ヵ月前に発行した本誌の「2011年総予測」も、その多くの記事の見直しを余儀なくされました。あらゆる前提が一瞬にして変わったからです。

 そこで今回、1年のちょうど真ん中であるこの時期に、改めて予測をやり直すことにしました。果たしてあの震災により、予測のどの部分に狂いが生じ、その修復にはどんな対応が必要で、どれだけの時間がかかるのか──。原則として、昨年末時点と同じ書き手が、同じテーマを担当し、予測し直したのが今週の特集「改訂・総予測」です。

 一方、年末時点で我々は、どういう未来を予測していたのか。参考までに、年末の「2011年総予測」特集はすべてインターネット上で閲覧できるようにしました。こちらのサイトから、ウェブ、スマートフォン、タブレットそれぞれの端末で107項目150ページを無料でご覧いただけます。

 東日本大震災は、間違いなく日本にとっての大きな転換点として記憶されるでしょう。あの瞬間に、いったい何が変わったのか。それを総点検するためにも、ぜひご一読ください。

 なお、第2特集は「電力不足解消の第3の道 スマートグリッドの夜明け」です。震災後に前国民的関心事となったエネルギー不足問題の最も現実的な解決策として注目される「スマートグリッド」について、詳しく易しくまとめました。こちらも必読です。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 深澤 献)


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