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実録 さぬき“町おこし”プロジェクト
【号外】 2011年7月12日
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佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

日本一長い名前のお菓子、いよいよ発売!

 7月12日、香川県さぬき市から、日本一長い名前(!?)の創作和菓子が発売される。お遍路さんの「四国霊場八十八ヵ所」にちなんだ、八十八文字の名前だ。

 「願いを結んで 思いを結んで ひとを結んで お遍路さん
  四国霊場八十八ヵ所 暑熱厳寒山々踏みこえ 巡り巡ってうれしや上がり三ヵ寺
  嗚呼生きててよかったと 幸せ味わう創作和菓子 呼ばれたし名は大結願」

 さすがに長くて覚えられないので、通称は、「大結願」(だいけちがん)となった。

通称「大結願」。拝みもなかの餡には、結願寺湧水を使用。ご利益がありそうだ。

 香川県東部のさぬき市は、うどんの本場ではない。「さぬきうどんブーム」に乗れず、これといった名産もなく、人口も減少の一途。3人に1人がお年寄りの過疎の町である。

 このままでは地元の若者に未来がない、と、さぬき市商工会長・十河孝男氏の旗振りのもと、地元の菓子事業者らが集まって一念発起、「土産菓子で町おこし」を試みた。

 幸い、さぬき市は、お遍路さんが廻る四国霊場八十八ヵ所のうち最後の三箇所、「上がり三ヵ寺」を抱えていた。86番(志度寺)、87番(長尾寺)、88番(大窪寺)である。最後のゴール、お遍路さんの願いが結ぶ、「結願」(けちがん)の場所である。

 そこで、この縁起のよい「結願」をお菓子で表現したのが、今回の「大結願」である。

 内容は、2枚のクッキーで羊かんをはさむ「拝みもなか」と、和風味のクッキー「へんろの小石」の詰め合わせとなっている。価格は、税込1050円。

 「拝みもなか」の皮はあられをまぶした薄いクッキーで、中の餡の味は小豆・桑の葉・桜の三種。甘さのなかにしょっぱさのアクセントが効いた、和洋折衷の絶妙な味わいだ。「へんろの小石」は、さくさくホロホロふわっと溶けるクッキーで、和三盆、ほろりと苦い桑の葉、いちごの三種類。

 さらにユニークな点は、「代わり参りハガキ」が同封されていることだ。ハガキに願い事を書いて事務局に送ると、結願寺の88番・大窪寺に代わりに参拝してくれる仕組みになっている。お遍路さんの結願の喜びを、お土産を受け取った人におすそ分けできる、というわけだ。

 受験、就職、結婚、出産、病気治癒、家族円満、商売繁盛…お遍路さんに行きたくても行けない人に、このお菓子をお土産にプレゼントしてはどうだろうか。

 問合せ先は、さぬき市商工会まで。電話087-894-3888(土日祝祭日を除く月~金、午前9時~午後4時)URL: http://kechigan.jp/

★「大結願」開発ストーリーの詳細は、ダイヤモンド・オンラインにて本サイト連載記事をご覧ください。http://diamond.jp/category/s-sanuki

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佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント。ロジック・アンド・エモーション代表。
1963年福岡県北九州市生まれ。1987年に同志社大学経済学部を卒業後、日本興業銀行に入行。1990年にソニー株式会社に入社。盛田昭夫会長の直属スタッフとして企業外交を補佐、その間にスピーチ・ライティングを学ぶ。1995年から97年までハーバード・ケネディ・スクールに留学、公共経営学修士号を取得。帰国後、2001年まで出井伸之社長の戦略スタッフ兼スピーチ・ライターを務める。ソニーでは計100本以上のスピーチ・サポートを手がけると ともに、IT戦略会議の議長補佐として、IT国家戦略の策定にも携わる。その後、数社にて経営改革に携わり、2009年に経営コンサルタントとして独立。リーダーシップとコミュニケーションを専門とし、経営者やリーダーの組織求心力と影響力の向上を実現するためのメッセージ発信を支援している。ホームページ:http://www.sasakinet.jp
著書に『思いが伝わる、心が動くスピーチの教科書』(ダイヤモンド社)がある。


実録 さぬき“町おこし”プロジェクト

これといった名産品もなく、過疎化の進むさぬき市で町おこしプロジェクトが始まった。カネも知恵も他人任せの依存体質から脱却し、全国に誇れる土産物の開発へ。町おこしに携わった経営コンサルタントが、紆余曲折、地方都市の自立の軌跡を赤裸々に紹介する。

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