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間違いだらけの国内林業“衰退”宿命論
北欧に次ぐ森林資産活用のラストチャンス

週刊ダイヤモンド編集部
2010年2月19日
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2月5日と6日、東京・秋葉原で催された「森林の仕事ガイダンス」の様子

 2月5日と6日、東京・秋葉原で、「森林の仕事ガイダンス」が催され、林業に関心をもつ老若男女が2000人以上集まった。俳優の菅原文太氏による農林業復興に向けた活動のトークショーや、林業従事者による仕事内容の紹介、林業就業相談会などが行なわれた。

 今年度で9年目を迎え、東京のほか、1月に名古屋と大阪で開催された。認知度は高まり、各会場とも参加者の数は上々。「ここ2年間は不況で、失業者が林業に関心を示し来場するケースが増えている」と主催者の全国森林組合連合会は言う。

 林業は、若手の就業者不足に直面している。ガイダンスの主な目的は、林業に関心のある人を就業に結びつけることにあり、成果は出ている。

 ガイダンスを資金面で補助するのは農林水産省林野庁の「緑の雇用担い手対策事業」だが、以前は1800人程度だった年間の新規就業者が、この事業が始まった2003年度以降、平均で3200人程度と1.7倍になっているのだ。

 同事業は、新規に人を雇用した林業事業体に、教育費などの面で支援している。期間は最長3年で、初年度は新規雇用者1人につき年90万円を補助している。「この制度を利用することで、数年ぶりに新規採用した事業体が出てきている」(連合会)という。

 見方を変えれば、それだけ林業の経営が厳しいということだ。人を新規で雇う余裕がないため高齢化が進み、全国で4万7000人弱の就業者の中で65歳以上の高齢化率は26%超にも及ぶ(全産業の高齢化率約9%)。

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