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世界最強!新幹線──日本の未来を拓けるか?
夏休みに読みたい鉄道ファン必見の大特集

週刊ダイヤモンド編集部
【11/07/30号】 2011年7月25日
著者・コラム紹介バックナンバー

 この1年、「新・新幹線時代」と言えるような動きが続いたため、今回の特集を組みました。

 昨年12月に東北新幹線が新青森まで延伸。今年3月には九州新幹線が博多から鹿児島中央までつながりました。新青森から鹿児島中央まで、新幹線で行けるようになりました。

 最短時間では、新青森から東京まで3時間10分、東京から新大阪まで2時間25分、新大阪から鹿児島中央まで3時間45分で、合計9時間20分です。

 日本最速の「はやぶさ」が3月に東北新幹線でデビューしました。現在は、東海道・山陽新幹線を走る「のぞみ」と同じく最高速度は時速300kmですが、来年度末までには時速320kmに上がります。

 5月末には、超電導リニアによる中央新幹線の建設が決定。第1弾は、東京から名古屋まで南アルプスをトンネルで抜けて40分で走るコースで、2027年開業予定。その後、2045年に新大阪まで延伸させ、東京・大阪間を67分で結ぶ計画です。

 今後新幹線は、北海道や石川県、長崎県にまで伸びる工事が進んでいますが、次の飛躍は海外路線です。米国やブラジル、ベトナム、インドなど、世界には高速鉄道ブームの兆しが出ているからです。

 ただしライバルがいます。フランス、ドイツ、カナダの企業がビッグ3ですが、そこに中国が台頭。日本やドイツの技術供与を受けたにもかかわらず、何らかの付加をもって独自技術と称して、米国などで高速鉄道技術の特許申請の動きがあります。米国企業と組んで、市場参入を狙っています。日本は外国市場での競争に勝てるのでしょうか。

 日本の新幹線は、世界最高レベルのスピード、開業以来47年間死亡事故ゼロ(鉄道事業者の責任事故で)、世界一の環境対応や乗り心地など、総合力で言えば「世界最強」です。

 その力をいかに発揮して、日本の未来を拓くか。これらの現状と課題、解決策を、特集では詳細にレポートしています。

 まだ、あります。蒸気機関車C62、新幹線0系、超電導リニアなど、各時代の高速鉄道の先駆けとなった車両の実物を展示し、機関車からリニアまで、鉄道について一気に理解が深まる「リニア・鉄道館」(今年3月オープン)の見どころを克明に紹介します。

 さらに、夏のイベントや新幹線関連の旅行ツアーなど、夏休みに体験してみたい企画をお伝えしています。鉄道模型や玩具では「新・新幹線時代」と称して、新しいモデルが続々と誕生していますが、その動きも追っています。

 第2特集は、「ソニーの『B面』─知られざる黒子事業」。ソニーが世界に誇り、一部のプロなど、知る人ぞ知る技術と製品を、詳細に取材し、分析しています。

 新幹線とソニーの特集。夏休みにじっくり読み込んでいただければ幸いです。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 大坪 亮)

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