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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

だからあなたの会社は“タダ乗り”される!
社員をやる気にさせる「魅力的な職場」の3大条件

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第35回】 2011年8月17日
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心理的報酬がいかに充実しているか
昔から変わらない「魅力ある職場」の定義

 昨年6月に連載を開始して以来、これまで様々な角度からフリーライダーについて分析してきた。その中で、フリーライダーのいない、あるいは少ない会社の好例として挙げられてきたのが、グーグルやザッポス、サウスウエスト航空などである。

 詳しい説明は過去の記事を参照していただきたいが、それらの会社に共通しているのが、「魅力」である。

 近年、色々な能力を表すのに「○○力」という言葉がよく使われるが、そのような造語ではなく、昔からあるのが「人を惹きつけ、夢中にさせる力」を意味する「魅力」という言葉だ。

 魅力のある職場にはフリーライダーがいない。仕事に伴うコストを払っても、なお得られるものが大きいからである。その「得られるもの」は金銭的報酬だけではなく、心理的報酬も含まれる。

 心理的報酬には様々なものがある、上司や同僚からの信頼、感謝、自分が会社に貢献しているという充実感、自分の将来のキャリアに役立ちそうな経験と情報などが主なものだ。

 このうち、少なくとも他者から感謝や賞賛をもらったときは、金銭的報酬をもらったときと同じ脳の「報酬系」と呼ばれる箇所が働くことがわかっている。

 つまり、おカネにも感謝にも脳は同じように「快感」を感じるのである。この意味で「魅力的な職場」をつくることは、タダ乗りを防ぐ最も有効な手と言える。

 しかし、ではどうすれば魅力的な職場を作れるのだろうか?

 これまで筆者が取材してきた情報をまとめると、魅力的な職場は3つの要素から成る。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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