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考える力の育て方
【第7回】 2017年8月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
飛田 基

SNS依存の子どもに勉強させる秘訣とは?

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ビジネス書の世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者、エリヤフ・ゴールドラット博士が開発した「3つの思考ツール」で、子どもの考える力を効果的に伸ばせます。飛田基氏の新刊『考える力の育て方』の中から、今回は「SNS依存との上手な付き合い方」をご紹介します。
登場するのは、成績不振の中学生ユウキです。「バカ脱出」という目標を達成するために、「期限を守って宿題ができる」という中間目標を設定しました。しかし、どう行動すればきちんと宿題ができるようになるのか、ユウキには思いつかなかったのです。

「SNS依存」との
上手な付き合い方

 中間目標を決めても、それを達成できる行動が思いつかないことがあります。そんなときは、そもそもなぜ障害が起きているのかを、もう少し掘り下げて調べてみるとよいでしょう。ここでは、第3回で紹介した「ブランチ」という思考ツールを使います。

 まずは図表1をご覧ください。

 ユウキはクラスメートと、「LINEグループ」という多人数のチャットシステムでメッセージのやり取りをしていました。多くのクラスメートがそのグループに入っているので、宿題に取りかかる夜の時間帯はそのうちの誰かしらがログインしている可能性が高いのです。

 宿題を始めたユウキのスマホに、LINEグループのメッセージが来ます。すると、ユウキはそれに反応してメッセージを返します。また、他のメンバーのやり取りも目に入ってきて、思わず読んでしまいます。

 そうこうしているうちに、自分が書いたメッセージに返信が来たりします。そうやって時間が過ぎてしまい、なかなか宿題に戻れません。

 それがユウキの行動パターンでした。

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    飛田 基

    ライフコーチ/ゴールドラットコンサルティング・プリンシパル/NPO法人 教育のためのTOC 日本支部理事。 1974年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、米国フロリダ大学にて化学物理の博士号を取得。日立製作所基礎研究所に勤めたのち、エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)に感銘を受け、TOCを適用する経営コンサルタントおよびライフコーチに転身。現在、ゴールドラットコンサルティング・プリンシパルとして産業界の既成概念を打ち破り、未解決問題へのブレークスルー実現に取り組む。また、ゴールドラット博士が設立したNPO法人「教育のためのTOC」の世界最高位資格であるマスターリード・ファシリテータとして活躍中。

     


    考える力の育て方

    子どもが将来社会で活躍するためには「考える力」をつけることが大切です。この連載では、クラウド、ブランチ、アンビシャス・ターゲット・ツリーという3つの思考ツールを使って、対立解消力や論理力、目標達成力を伸ばす秘訣をご紹介します。ツールを開発したのは、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者でイスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士。今では世界25ヵ国、800万人以上がこの方法を活用しており、「5歳児にもわかりやすく、経営者が使えるほどに奥が深い」と高く評価されています。

    「考える力の育て方」

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